いつか見た、新しい夢   | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

    
    
かなりリアルな夢だった。
蔵元の酒を持って外国の街まで届けに行くという内容。
なぜか新潟古町の明田川マスター(寺内タケシ&バーニーズの元ベーシスト)の同行もあり
専務と杜氏さんも蔵頭も一緒に、いつものスーツ姿の蔵元の社長なのか、
「いいから乗れ」
ということでどこの飛行場なのか自家用機(白地にブラウンの家紋が付いていた)でフランスへ直行。
次のシーンはクルマから降りる。
行ったことはない場所なので何処なのかはハッキリしないんだけど
英国のコックニーなのか、フランスのシャンゼリゼの裏通りなのか
とにかく外国で、足元は雨あがりの石畳だった。
老舗の小さなレストラン。木の扉の向こう側。レンガ造りの薄暗い店内には
ガタイのいい年配のシェフだかオーナーの人がいた。
クリーム色のシャツにグレーのウールのベストを着ていて、50代くらい。
専務たちと何本かの酒について話していた。
「スグに持ってきてくれ」ということでの配達だったんだろうけど
気分的には、既に当り前の気配で、常連客…お得意先らしい。
俺は店の外で煙草も吸わずに通りの向こうを眺めていた。川が流れている模様。
朝なのか夕暮れなのか人通りは少ない。
そんな中、やはり別の店の主人なのか
料理人の格好をした一人のイタリア人風な老人が
自転車に乗って、陽気に歌いながら目の前を通りすぎた。
どこかで聞き覚えのある歌。
♪過去の幻か 霧がむせび泣く 果てあるその熱が オレをまた風の中へ呼ぶ 
Tetsuya Itami song by Miss K  
その一節を そのまま日本語で歌う自転車の後ろ姿があった。
どうして? 
たぶん、
---- ラヴ・ソングについて (partⅡ-3) ---- May 04, 2006  
この話のつづきなのかも知れない。
    
    
今日の朝の別の夢。
どこか郊外の街路樹の脇を歩いていて
曲がり角の左側に背の低い四角い郵便ポストがあった。
そこへ一人の女性(40代)が通りかかり、やはり、その歌 を歌っていた。
「それは なんていうタイトルの歌ですか?」
夏っぽいワンピース姿のその女性に話しかける俺。
○×△,Woman です。知ってるんですか?」
よく訊きとれなかったので
「えぇ?なに? ちょっと紙に書いて教えてください」
脇にあったポストの上をテーブル代わりにして
俺が取り出した何かのメモ用紙に緑色のペンで書いてくれた。
    
    D.H.-Woman ☂ 
    
サイン風の書体。筆記体で書かれたその横に、なぜか、
傘のマークもついていた。
「D.H.-Woman?」    
わけのわからん題名になっていた。ラジオで聴いて覚えたらしい。
「ご存知なんですか?」
「はい。最近、歌ってる人に会ったこともあります」
「ええっ!? お元気なんですか?」
「元気もなにも、
LIVEやってますよ
 あ、いや、今はちょっとお休みみたいなんだけど…」
「…そうなんだ。まだ歌ってたんだぁ。」
「今度また、やる時は来てみればいいじゃないすか!」
「ええっ! でもぉ…」

懐かしさに感激したのか、自分の年齢を気にするような気配もあった。
    
場面は換わり、どこかのスタジオの控え室か。
俺は窓のある部屋の白いソファーの上でラジオのチューニングを合わせていた。
ディスクジョッキーがリクエストを紹介するのを待っている雰囲気で
やはりそこには、あの曲 が流されていた。
    
次のシーンは、どこかの寿司屋のカウンターだった。
誰と一緒だったのかは定かでないけど うち一人はメガネをかけていた。 
そこにいた板前の一人が
「D-H,Woman だろ。Miss K ってのは昔のタイトルだよ」
「なんでそんなこと知ってんですか?」
「あったりめぇよ!」

    
D.H.-Woman ?。
    
曲目がちがっていた。それでも、
夢の中での世間様では、かなり流行っている様子だった。
そこで目が覚めた。
    
    
    
    
なんでまたそんな夢を見たのか? 
どうして、そんなタイトル文字が夢の中へ出てきたのか? 
想像もつかないけど、
今は便利な時代だよな。
どこか図書館へ行って調べ物をするにも、
昔は行きかえりの交通手段や時間も かなりの時間を費やしたと思うけど
今はインターネットでキーワード検索ってもんがある。
んで、いろいろとひっくり返してみた。
するってえと・・・・ 

    
『チャタレイ夫人の恋人』でも知られるD.H・ローレンスDavid Hubert Lawrence / 1885―1930 という人が書いた
初期の作品でThe Rainbow という小説(1914年)がある。
その小説、
『虹』は、日本では1975年、翻訳されたものが新潮社から刊行されているらしい。
上下巻あって かなりの長編なのか、残念ながら俺は読んだことはない。
1988年と89年には、2作の映画にもなっている模様。 
    
『THE RAINBOW』1988(イギリス) 監督:スチュワート・バージ
http://plaza.rakuten.co.jp/alex99/diary/200410200000/
    
『レインボウ THE RAINBOW』1989(イギリス) 監督,脚本:ケン・ラッセル 
http://www002.upp.so-net.ne.jp/garu/ken/ken.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~torisan/example.html#anchor145814
    
残念ながら、そのどちらも観たことはない。
それでも、夢に出てきた「DH」の部分と「woman」の組み合わせに
傘のマークが付いていたということは、
雨のイメージから連想されるモノは「虹」。このテーマ…に落ち着く
俺は今回の自分の夢をそう解釈した。
    
要するに、(?)
The future repaint for ourself 2007-04-24 12:25:22  
  この部分へ つながっているということで
誰かが(?)俺に何かのヒントを与えるべくして、
その映画を観てみろ!
ということなんだろうな。
    
よし、どっかでビデオかDVDを捜して観てみる。
    
    
    
    
    
    
    
    
     box_art2007     
    Sun Ki~ng