バステト

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もっと光を

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これは悲しい記事です。

嫌な人は読まないでくださいね。

 

 

 

夏が過ぎ去り、冷え切った部屋の中で君は一人で悲しかっただろう。

 

君は僕よりも十も年下でベースやバリトンギターを弾いていたらしいね。

 

「らしいね」というのは僕と君がまだ知り合ったばかりで、職場で音楽や機材の話が出来るごく僅かな仲間というか、まだそんなに親しくはなくて連絡先も知らないし、君の演っていた音楽も僕は知らないけれども、他の仕事仲間が君を悪く言う中でも僕が君を応援していたのは嘘ではないよ。

 

新しい機材、買ったばっかりで喜んでたやん。

あんまり偏った食生活したらアカンでって言うたやんか。

 

僕は今日、会社から君の訃報が届いたとき、胸が締めつけられるような思いだった。

もっと接することが出来ていたら良かったのにと後悔の念が押し寄せた。

 

毎朝、僕のところにやって来てくれていろんな話をしましたね。

 

ありがとう。

 

そして

さようなら。

 

お気に入りの音楽がいつまでも君の傍にありますように。

 

R.I.P

 

 

 

 

 

               "お前の力、必要さ

                       俺を俺を力づけろよ"  

                                 エレファントカシマシ ・ ファイティングマンより。

 

 

夜の街。

 

スナックビルと風俗なんかが入ったビルの隙間の鉄格子。

 

その奥に猫たちの楽園を見つけた私は俺は飲み屋のオネーちゃんなんかほっといて路上にしゃがみ込み 「どーちたの、お腹すいたの?」  なんて猫なで声。

 

カラオケ店の呼び込み女子の冷たい視線をも気にせず、拙者は小生は薄緑のペンキが剥がれて錆びだらけの鉄格子を掴んで、その向こうのニャンコたちと会話を繰り広げるというか一方的に話しかけているだけだけれども、寄り目のおチビは自分を気に入ってくれたようで紅い口を開けてニャアニャア言って寄ってくる。

 

酔った仲間たちが  「次の店、行くぞ」 っつてぞろぞろ歩いて行くのを横目に、私は寄り目のチビ、黒猫のお母さん、グレーのトラ猫と遊んでいた。

 

小生は思った。

 

酒も私には癒しにはならず、  「ビンゴ! ウチのお父さんと同い年ねっ」 なんてテンションの下がることを平気で言っては酒を飲ませて金をむしり取る着飾ったおねぇさん方も嫌いなのであって、やはり植物と動物、そして芸術は人を裏切らないし嘘がないので私は小生はそこに癒しを覚えるのである。

 

夜の街は自分には不相応であり、やはり自分には映画館、ライブハウス、劇場、図書館、本屋、水族館、植物園、美術館、博物館、喫茶店、静かな公園などが性に合っている。

 

猫たちと別れて辺りを見渡すと仲間たちはどこかの店に入ったようで姿が見えない。

ガールズバーの呼び込みをかわして僕は駅前の公園にある噴水の淵に腰かけて夜空を見上げた。

 

星の見えない狭い空だった。

 

 

 

 

故障というものはいきなり発生するのであって、ウチの場合は洗濯機が洗濯途中で仕事を放棄してしまい、洗濯物がびしょ濡れのまま洗濯機は事切れ、私は銅製の如雨露を持ったまま 「うそん」 と云った。

 

電源釦を押すと 「ぴ」 とか云いよるけれども全く動く気配無く私はまた 「うそん」 と云った。

 

びしょ濡れの洗濯物をどうすれば良いのか、考えることを拒否した私は何事もなかったようにネペンテスに水を遣り、捕虫袋の中に虫が入っていることを確認してほくそ笑んだり、アクティシマ・バー・アンタニモレンシスの成長ぶりに感激したりしていたのだけれど、やはり洗濯物のことが気になっており、ランドリーバック等を有していない私は小生は市から 「この袋を使いなさい」 と購入させられているビニールのゴミ袋に洗濯物を詰め込み、コインランドリーへ車を走らせた。

 

米屋の隣にあるコインランドリーが駐車場もあって非常に助かった。

 

しかし、コインランドリーを普段から使用しない者にとっては 「はじめてのお使い」 状態のおっさんであり、洗剤はいらんのか? 洗濯中、蓋はロックされるのか? 乾燥機は何分回せば良いのか等が全て手探りであって疲労困憊。

 

車の中で洗濯が終わるのを待つ。

 

精米機の横にある物置の上で鳩が私を見ていると思ったら、どうも精米する客が溢す米を狙っているようで、鳩の他にもチュンスカチュンもスタンバっておる。

 

なかなか精米する客もおらず、鳩の小生に対する 「なんかくれ」 オーラが激しく、それに負けた小生は車から降りて近所のセブンイレブンでポップコーンを購入、鳩とチュンスカチュンに分け与えていると米屋の主人が店から飛び出してきて 「何してまんねん、困りまんがな!」 っつて怒られた。

 

私の周りは鳩君とチュンスカチュンで溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ D側、了解です!