「俺の酒がないぞ(足りないぞ)!」
一日たりとも晩酌を欠かさなかった父がそう母を怒鳴ることが子供の頃しょっちゅうだった。借金を重ねてまでも自分のお酒だけは決して減らそうとはしなかった。時には涙ぐみながらお金が無い事を父に告げる母の姿もあった。自分が働くようになり家にお金を入れるようになるにつれ、父の晩酌を用意できないような事こそなくなったが、酒に酔っては家族に絡むクセは治らなかった。
先日の健康診断の結果、どうやら自分は心臓があまり良くないみたいだ。
もう、別に無理して苦しい思いして生きていたいとは思わないから、心臓が弱っているならせめて眠ったまま苦しまずに終わってもいいと思っている。
せめて最後くらい楽に済ませたい。
一日たりとも晩酌を欠かさなかった父がそう母を怒鳴ることが子供の頃しょっちゅうだった。借金を重ねてまでも自分のお酒だけは決して減らそうとはしなかった。時には涙ぐみながらお金が無い事を父に告げる母の姿もあった。自分が働くようになり家にお金を入れるようになるにつれ、父の晩酌を用意できないような事こそなくなったが、酒に酔っては家族に絡むクセは治らなかった。
先日の健康診断の結果、どうやら自分は心臓があまり良くないみたいだ。
もう、別に無理して苦しい思いして生きていたいとは思わないから、心臓が弱っているならせめて眠ったまま苦しまずに終わってもいいと思っている。
せめて最後くらい楽に済ませたい。