床や天井が築40年の家のようにうるさいなーと思いつつ、

3ヵ月が過ぎました。

新居での初めての冬。

マンションに比べれば戸建ては多少寒いのは覚悟していましたが、

それでも期待はあったのです。

 

私はリビング階段を某雪の女王のように

「少しも寒くないわ!」

と歌いながら降りてくるつもりでありましたが、

実際は某雪だるまの精が、

「オイラは快適だぜ!」と嬉しそうに走り回る、そんな気温の家でした。

 

レリゴー

ありのままに生きるのであれば、私はZEHを諦めて入れた床暖房の温度を

MAXに設定して、床の上転げまわりながら、

「私の家を建てたい!寒くない私の家が欲しい!」

そう叫びたかった。

だが、ありのままに生きるには、しがらみが多すぎる50代。

さしずめ認知と健康がやばい親を介護しなければなりません。

やっすいシート印刷の床材の上を転げまわっている暇はござりませぬ。

 

そして東京でも雪が降りました。

朝早く、娘時代と同じように、スコップを片手に雪かきに出ました。

 

駅までの道は自分で切り開け

 

それがこの地区に住む人間の生き方です。

同じ躾を受けて育った近隣のご主人達と一緒に雪かきをして、

ふと、我が家を見上げた時です。

 

え、ウソ。

うちの屋根だけ雪が無い!

 

確かに雪が降っている間、めちゃくちゃ雪が屋根から落ちてきたんですよね。

雪止めは屋根瓦に付けたはず。

なのに、それが全く機能していないのです。

 

何か変だな?とは思いました。

 

しかし、我が家の屋根はこうなのです。

 

 

近隣の最近建ったお宅はみな屋根に雪が残っています。

築年数の古いお宅は、この画像のようになっている所が多いです。

 

なぜか。

 

古いお宅は屋根断熱がちゃんと施工されていないせいで、

室内の暖かい空気が屋根に上がり、屋根の雪を解かすのです。

屋根にしっかり雪が残っている事、すなわち断熱性能が高い家となります。

 

築3ヵ月の我が家、だ、断熱材、入ってる!?!

 

工法は天井断熱です。

10Kのグラウスールが入っているはずです。

 

はずです。

 

この画像を現場監督に送りました。

 

工事部課長がすっ飛んできました。

 

真っ先にした事は天井裏に入る事でした。

 

断熱材不備を疑ったようです。

 

ねえ、そこまで?

そこまで我が家は駄目なの?

断熱材ちゃんと入れたっけ?と疑うくらい施工が駄目な家なの?

 

 

天井の点検口から出てきた工事部課長が

「安心してください。断熱材は入ってました」

と嬉しそうに言いましたけど、全然安心できない。

天井裏を見せてくださいと言ったら、それは却下されました。

どうして。

施主に見せちゃいけない場所があるのはどうして。

 

彼らが帰った後、私は天井点検口を開けて中に入りました。

確かに断熱材はビニール袋に包まれて、ふわっと広げられておりました。

ええ、ふわっと

 

固定はされてませんでした。

うっすいニトリの夏掛け布団がふわっと敷いてありました。

しつこいようですが、ふわっと。

つまり四隅まで敷き詰められてません。

 

四隅に断熱材は入っていません。

 

私は再度、現場監督に確認しました。

四隅まできっちり断熱材が入ってないし固定もされてないけど、これでいいの?

 

答えは「そうです」

 

勾配天井の所はどうなっているの?

 

答え「断熱材は入っていません」

 

こういう事だそうです。

 

 

ピンクの所だけ断熱材が入っています。

屋根断熱ではなく天井断熱はこうなるそうです。

 

夫の仕事部屋は勾配天井なので断熱材はまったく入っていない事になります。

 

なるほど!

 

だから1階より2階の方が寒いのね!

 

小屋根裏が熱かったり寒かったりするのは想定内ですが、まさか普通の居室の天井も断熱材が入っていないとは思いませんでした。

それは屋根から雪も落ちるわけですね。

 

うちだけよ。。。まるで築40年の家みたいな雪の残り方をしているのは。

 

この時のがっかり感。

確かに天井断熱とパンフレットには書いてある。

他社に比べて天井の断熱が脆弱だなとは思った。

でも大手ハウスメーカーの施工なので、ローコスト住宅よりはちゃんとしているだろうと思った。

 

そうかー。

天井に断熱材は隅まで入っていないのね・・・。