間取りの図面を見て思う事。

「すいませーん、この窓の04洋高AHiってなんですか?」

 

営業さん「窓の種類です」

 

私「この窓、サイズはいくつですか?」

 

営業さん「解りません」

 

おっとぉ!

勤続30年、時々すっとぼけをかますゼ!

知ってるクセに「判らないですねえ」とか「ちょっと調べないと」と

アカデミー賞助演男優賞ばりの演技力を発揮します。

 

営業さん「この窓しかここには設置出来ないので、サイズとか必要ですか?」

 

必要に決まってるだろ何言ってんだ私達の家ぞ?

 

そもそもこのハウスメーカーの表示は一般的に私達がイメージする物と

乖離が凄いのです。

窓メーカーがはっきりしているなら、そのメーカーのカタログを見れば判ります。

しかし、窓メーカーを聞くと「独自の高性能な窓です」とテンプレ返答。

どこのOEMか聞いてんじゃー!

このメーカー名は最後まで明かしてくれませんでしたね。

余程やましい事があるのか。

(引き渡し後、成程なぁと思いました)

 

窓のサイズが解らなければ、室内を具体的にイメージできないのです。

家具の配置やインテリアを決める時に、窓は重要ではないですか。

注文住宅ですよ?

制限はあれど、自分達で窓を決められるのですよ?

 

家の中の全てのサイズを把握したい。

私の目が一度も通ていない場所はあってはならない。

その意気込みが伝わらない。

日本語、ムズカシイネ―(2度目)

 

私を納得させられなかった営業さんは展開図のPDFを送ってきてくれました。

 

先ほどの「04洋高AHi」のサイズは、

窓ガラスのサイズ 22cm×106cm

サッシの外側のサイズ 32cm×115cm

窓枠のサイズ 四方枠の場合(枠の厚みが入ります)36.8cm×120.3cm

       クロス巻きの場合 33cm×115cm

 

「名は体を表す」という言葉がございましてね。

微妙に何もかもがずれてる表記を使うのは如何なものか。

こんなの、素人に分かるかーい!!

 

もちろんすべての窓がこの状態です。

引き違い窓も書いてある種類と全然違うサイズです。

表記に騙されてはいけない。

心眼を持って図面に臨まなければなりませぬ。

知識!情報!それら無くして家は理想の形を成さぬ。

 

こちらは「網戸の確認をしたい」という事で、別の展示場から持ってきてもらった

04洋高AHiの網戸になります。

 

 

眼鏡ケースから少しはみ出るクロスが私の動揺っぷりを表しております。

砂吐き中のアサリの気持ちです。

このほっそい窓が設置されるのに適切な場所はどこなのでしょうか。

そして網戸が黒いな。

(これじゃないのにしたかったのに出来なかったので、

 引き渡し後、即交換するつもりでしたが、出来てません。

 出来ない理由があります)

 

この頃、まだ「家は窓」である事を理解していなかった私から、

この窓は「クソ細い窓」略して「クソ窓」と命名されておりました。

現在は「お前こそが真の窓」略して「お窓」と呼ばれております。

 

この頃は窓に関して本当にストレスが溜まっていたので、

普段の貴婦人のような振る舞いの反動から世紀末言葉が頻出いたします。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

そして。

私は言いたい。

「窓こそが性能」

 

建売住宅の営業さんが言ってました。

「課金すべきは、床、窓、外壁の順だ」

私の考えは

「課金すべきは、窓、窓、窓です!

 

 

網戸まで取り寄せて、助演男優賞俳優と通し稽古を行っていた私の傍ら、

夫は展示場にも来ないで

脳内パトラッシュとお花畑でおもちゃを投げて走り回っていたようです。

 

もちろん彼も「家は窓」である事を知りませんでした。

窓に関しては「ヨリコさんの好きにどうぞ」と全権委任、いえ丸投げ

いや、責任放棄しておりました。

私の中のブチャラティがアップをし始めたのもこの頃です。

ゴゴゴゴゴゴ・・・・!!

貴婦人のままではいられないッ!

 

 

夫氏、仕事が大変だったみたいです。