暫定間取りにきちんと考えた設備を選ぶ時間もないまま工事請負契約を結んでしまった私達。
もうここで負け確定です。
それでも契約した以上は、出来る限り満足のいく家を作りたい。
まずは間取りを決めましょう。
一級建築士さんが作ってくださった神間取りをこのハウスメーカーで再現する事は
不可能です。
工法が違うので、出来る間取りにかなり制限がありました。
それでも神間取りのアイデアを部分的に取り入れてみました。
結果、とても素人くさい間取りが出来上がりました。
どうしてこうなった・・・?
プロの間取りに素人が手を加えてはならない。
その鉄則を身をもって実感しました。
しかしそれ以外にアイデアが無いのです。
いっそ外部の方に間取りをお願いしようかと思いましたが、
工法のしばりがある為、無理なのです。
2階のトイレの位置、洗面台の向き、納戸の中の布団用収納の場所。
それらがしっくりこない。
納戸は当初、ウォークインクロゼットと称されていましたが、
布団収納が難しくなり、だったらもういいです造作棚はやめます使い方がどうなるか解らないし!となったら、そこの表記は「納戸」になりました。
「納戸」
いいデス別に。素晴らしい日本語じゃないですか。
欲しかったパントリー。
それもいつの間にか図面から消えていきました。
パントリーを持つのが憧れだったんですが!なんで無いのですか!
その代わりに、階段下収納が出現しました。
営業さんが何を思ったのか図面の上では「パントリー」と印字してありました。
しかし呼称は「階段下収納」
次の打ち合わせからは、みんな「階段下収納」と呼んでいました。
折り戸付けてくれたら、いいです。もういいです。
私のパントリーは「階段下収納」です。
脱衣室はマンション時代はそこそこ広く、
洗面台も120cmサイズを使っていました。
しかし、注文住宅では横幅90cm以下の物しか取り付けできない。
理由は脱衣室がマンションのより狭くなるからです。
マンションより30㎡近く広くなるのに、狭くなるって何!?
せめてあと45cm横方向でも縦方向でもいいから広くしてくれたら、
それでもう手を打つ、と申し上げましたが、それは無理でした。
工法の問題です。
思った以上に小回りが利かない。
あと30cm、あと45cm、そんな細かい調整で間取りが上手くハマるのに、
それが出来ない。
これはかなりのストレスでした。
だから間取りを完成させてから契約しなければ駄目です。
あとで出来ない事が出てきて、妥協をしなければならなくなります。
その間取りも最初に決めなければ後悔する場所があります。
次回、「間取りはここから」