さて、今回はハウスメーカーDさんのお話。

少し長いです。

 

ハウスメーカーDの営業さんとお会いする前に、

ざっくり間取りを提案してもらえるようにお願いしてありました。

彼は建設予定地まで見に行ってくれてました。

やる気のある素敵な若手営業さんだわ、と思いました。

しかし彼がレポート用紙に手書きで描いた間取りに寝室はありませんでした。

 

???

ざっくりとは申しましたけど。

 

ん?

その間取りおかしいね?

土地に収まらないね?

 

そしてちゃんとした間取りが無いのに見積金額が出てるのはなぜ?

イミガワカラナイヨ

 

あれ・・・この子、空回りがすごない?

タケコプター並みにどこかに飛んでいってない?

そういえば、夜23時過ぎにメールの返信入ってた。

窘めたら「大丈夫です!」と元気な返事が返ってきた。

いや、夜中にメールもらうとか迷惑メールじゃないんだから。

と言うか、寝なさい。

パフォーマンスに影響でるから寝なさい。ね?社会人はちゃんと寝るのも仕事よ?

 

 

私達は度重なる打ち合わせで、どんな会議よりも疲れ切る事を知りましたので、

脳への栄養補給としてカフェオレや豆乳を持参しておりました。

大抵、展示場ではお茶が出るので、糖分補給が出来る飲み物があれば、

2時間はリングに立てます。

 

ハウスメーカーDの打ち合わせに使った場所は、街中モデルという30坪程度の

物件で、この後売りに出されるモデルハウス。

なので普段は誰もいないのです。

当然、来客の為のお茶も用意はなく、冷蔵庫も空っぽ。

(営業さんが開けた所を横から見た)

彼は来客にお茶を出す、という事を忘れていたらしく、何も用意してませんでした。

いつもの展示場だと事務さんが準備を整えてくれるけど、

それに甘えていてはダメなのよ?

おばちゃんは鞄からそっと常温になってしまったカフェオレ缶を出しました。

これしかないけど、どうぞ。

 

 

その後、再度間取りが出来たら連絡してくださいと口頭でお願いしましたが、

彼からのメールは来なくなりました。

こちらが催促しても返信がありません。携帯も出ません。

え・・・?

カフェオレをあげたのがまずかったのだろうか??

カフェオレは嫌いだったのかな?

 

ハウスメーカー自体はとても良かったので、話をもう少し聞きたいと思っていた為、メールの文末の電話番号に電話してみました。

 

事務所は閉鎖されてました。

え?

案内にあった電話番号へかけてみました。

事情を話して、いつ事務所が移転したのか聞いてみました。

半年も前だったそうです。

メールフォーマットを更新していなかったようですね。

いや、まて。

名刺にあった電話番号・・・え

 

見なかった事にしましょう。

 

 

彼からの連絡はその後もありませんでした。

上長からの連絡もありませんでした。

電話に出た事務さんが伝言を忘れたのでしょうか。

最初はコールセンター的な所から連絡が来ており、展示場に行った履歴は残っているはずなのに、上長が事態を把握していないようです。

 

そういえば、打ち合わせ中に彼がぽろっとこぼした話があって、

それは私達の建設予定地の近隣の土地についてなんですが、

どうもその土地の商談をしていたらしい。

「あ、この子、断られたんだ」とピンときましてね。

確かにこの子との家作りは不安かも・・・と思いました。

何かあった時に、きっとなかなか連絡してこない。上長も把握していない。

これはトラブルが無駄に大きくなる予感!

メーカー自体はとても良かったけど、これはご縁は無かったと思いました。

 

ちょっと未練はあったんですよ。

もし来世に家を建てる事があったら、このハウスメーカーはもう一度話を

聞きたいです。