5月3日
アビスパ福岡1-2大分トリニータ
4分石津、60分伊藤、64分風間、
大分戦はまさに勝ち点を失った試合です。
運動量が上がらない大分に対して
アビスパが攻守の切り換えの速さ、
連動したプレス、流動的な攻撃で
シュートこそ少ないですが
試合を優位に進めていました。
アビスパは昨年、ファウルやイエローカードが
多くてセットプレーからリズムを失ったり
カードの累積による出場停止によって
なかなかベストな布陣を組めない事があり
今年からプレスで相手に寄せる時に
あまり飛び込まない
あまり強く当たらない
と言う寄せ方になって
ファウルやイエローカードの数は減りましたが
昨年まで球際の強い当たりで奪えていた場面で
奪えなくなっています。
ボールを奪えないと
高い位置で奪ってショートカウンターと言う
アビスパのスタイルの根幹が揺らぎ
内容も悪くなり結果も出ません。
昨年は球際で相手を圧倒する試合が
数多くありましたが
今年はそれが無いぶん
プレスの連動性でカバーしようとしていますが
上手くいっていませんでした。
大分戦の前半は昨年のような球際の強さがあり
大分が足下のパスが多かった事もあって
高い位置でボールを奪う場面も増え
良い攻撃につながります。
ボールを動かせなかった
前節の北九州戦の反省からか
CB堤が良いテンポで左右にパスを散らして
アビスパの攻撃にリズムと余裕を
作り出していました。
さらに足下ばかりだった北九州戦と違い
立ち上がりからシンプルに
大分のDFラインの裏を
坂田や石津がランニングして
ロングボールで狙います。
4分の石津のゴールは
アビスパがずっと目指している
高い位置からのプレスと
攻守の切り換えの速さと
動き出しの質の高さで奪ったものです。
左SB阿部の左サイド裏へのフィードに
城後が抜け出して中へマイナスのパス、
坂田がスルーして
坂田の裏に走り込んだ石津が
ファーに流し込みます。
このゴールの半分以上は
城後の動き出しの質の高さと
阿部のフィードの精度によるものです。
坂田のパスミスで失ったあと
すぐにプレスを掛けて
大分のボランチ木村のパスミスと
パスを受けたFW風間がトラップミスで
止めきれなかったボールが
阿部のところにこぼれますが
重要なのは城後が
阿部の元にボールがこぼれると
分かった瞬間に裏に走り出している事です。
そのために阿部はコントロールして
味方の動き出しを待つ必要も無く
ワンタッチで裏にパスを出します。
城後の早い切り換えの動き出しに合わせて
パスを出しただけでなく
城後が1度もコントロールしないで
次のプレーのアシストに移れた
素晴らしい精度のパスでした。
城後が余裕を持って
味方がエリア内に入って来るタメを作り
ゴールライン際まで進みます。
城後のクロスに対応するために
大分のDFラインは下がり
その大分のDFラインが下がって出来た
スペースに坂田、石津、酒井が
段違いで走り込んでいて
坂田に合わなくても石津、
石津に合わなくても酒井と
城後と阿部だけでなく
エリア内の選手もゴールの確率を上げる
ランニングが出来ていました。
しかし、試合は後半に逆転されて
負けてしまいます。
前半の途中からアビスパが足下ばかりの
パスが目立ちはじめたこと
チャンスがありながら追加点を
決められなかったこと
さらに後半になると大分の運動量が上がり
アビスパのスペースを使った攻撃が
増えたことです。
後半に入ったFW後藤とボランチ伊藤が
大分の攻撃にリズムと変化をもたらします。
後藤の裏への動き出しでアビスパは
下がって対応する場面が増えて
伊藤がアビスパのプレスをかわし
味方の動き出しをよく見て
ピッチを広く使いはじめました。
60分のゴンが与えたPKからの失点でしたが
どちらかと言えば
56分の後藤と伊藤の投入によって
試合のリズムは変わります。
アビスパからすれば56分までの間に
後半の立ち上がりから大分が前掛かりに来て
カウンターで追加点を取るチャンスが
あったのに取れなかったこと
リードを上手く利用出来なかった事が
最大の敗因と言えるかもしれません。
特に直前の54分の石津のクロスから
ファーで酒井が左足で合わせますが
上にふかしてしまって
外した場面は痛かった言えます。
この場面は石津の速いファーに抜けて来た
クロスがバウンドしていて難しかった事も
ありますが
ゴールの枠の中に入れるだけなら
出来たでしょう。
ただブロックに来た左SB岩武と
GK武田に当てないように
ゴールのニア上を狙おうとしたために
上にふかしたしまった場面です。
アビスパ福岡1-2大分トリニータ
4分石津、60分伊藤、64分風間、
大分戦はまさに勝ち点を失った試合です。
運動量が上がらない大分に対して
アビスパが攻守の切り換えの速さ、
連動したプレス、流動的な攻撃で
シュートこそ少ないですが
試合を優位に進めていました。
アビスパは昨年、ファウルやイエローカードが
多くてセットプレーからリズムを失ったり
カードの累積による出場停止によって
なかなかベストな布陣を組めない事があり
今年からプレスで相手に寄せる時に
あまり飛び込まない
あまり強く当たらない
と言う寄せ方になって
ファウルやイエローカードの数は減りましたが
昨年まで球際の強い当たりで奪えていた場面で
奪えなくなっています。
ボールを奪えないと
高い位置で奪ってショートカウンターと言う
アビスパのスタイルの根幹が揺らぎ
内容も悪くなり結果も出ません。
昨年は球際で相手を圧倒する試合が
数多くありましたが
今年はそれが無いぶん
プレスの連動性でカバーしようとしていますが
上手くいっていませんでした。
大分戦の前半は昨年のような球際の強さがあり
大分が足下のパスが多かった事もあって
高い位置でボールを奪う場面も増え
良い攻撃につながります。
ボールを動かせなかった
前節の北九州戦の反省からか
CB堤が良いテンポで左右にパスを散らして
アビスパの攻撃にリズムと余裕を
作り出していました。
さらに足下ばかりだった北九州戦と違い
立ち上がりからシンプルに
大分のDFラインの裏を
坂田や石津がランニングして
ロングボールで狙います。
4分の石津のゴールは
アビスパがずっと目指している
高い位置からのプレスと
攻守の切り換えの速さと
動き出しの質の高さで奪ったものです。
左SB阿部の左サイド裏へのフィードに
城後が抜け出して中へマイナスのパス、
坂田がスルーして
坂田の裏に走り込んだ石津が
ファーに流し込みます。
このゴールの半分以上は
城後の動き出しの質の高さと
阿部のフィードの精度によるものです。
坂田のパスミスで失ったあと
すぐにプレスを掛けて
大分のボランチ木村のパスミスと
パスを受けたFW風間がトラップミスで
止めきれなかったボールが
阿部のところにこぼれますが
重要なのは城後が
阿部の元にボールがこぼれると
分かった瞬間に裏に走り出している事です。
そのために阿部はコントロールして
味方の動き出しを待つ必要も無く
ワンタッチで裏にパスを出します。
城後の早い切り換えの動き出しに合わせて
パスを出しただけでなく
城後が1度もコントロールしないで
次のプレーのアシストに移れた
素晴らしい精度のパスでした。
城後が余裕を持って
味方がエリア内に入って来るタメを作り
ゴールライン際まで進みます。
城後のクロスに対応するために
大分のDFラインは下がり
その大分のDFラインが下がって出来た
スペースに坂田、石津、酒井が
段違いで走り込んでいて
坂田に合わなくても石津、
石津に合わなくても酒井と
城後と阿部だけでなく
エリア内の選手もゴールの確率を上げる
ランニングが出来ていました。
しかし、試合は後半に逆転されて
負けてしまいます。
前半の途中からアビスパが足下ばかりの
パスが目立ちはじめたこと
チャンスがありながら追加点を
決められなかったこと
さらに後半になると大分の運動量が上がり
アビスパのスペースを使った攻撃が
増えたことです。
後半に入ったFW後藤とボランチ伊藤が
大分の攻撃にリズムと変化をもたらします。
後藤の裏への動き出しでアビスパは
下がって対応する場面が増えて
伊藤がアビスパのプレスをかわし
味方の動き出しをよく見て
ピッチを広く使いはじめました。
60分のゴンが与えたPKからの失点でしたが
どちらかと言えば
56分の後藤と伊藤の投入によって
試合のリズムは変わります。
アビスパからすれば56分までの間に
後半の立ち上がりから大分が前掛かりに来て
カウンターで追加点を取るチャンスが
あったのに取れなかったこと
リードを上手く利用出来なかった事が
最大の敗因と言えるかもしれません。
特に直前の54分の石津のクロスから
ファーで酒井が左足で合わせますが
上にふかしてしまって
外した場面は痛かった言えます。
この場面は石津の速いファーに抜けて来た
クロスがバウンドしていて難しかった事も
ありますが
ゴールの枠の中に入れるだけなら
出来たでしょう。
ただブロックに来た左SB岩武と
GK武田に当てないように
ゴールのニア上を狙おうとしたために
上にふかしたしまった場面です。