永里の移籍が決定的になった年末くらいから、外国人FWは
金銭的に難しい、
という意見が増えてきました。

財政的にある程度
無理をしてでも、能力の高いFWを獲得
しなければ、再び降格して収入が落ち込んで、さらに赤字が増えて財政的にはもっと苦しくなるでしょう。
支出は、減らせば良いという訳ではなく、
出す所にはしっかりと出さなければ、収入が減り続けて、クラブがどんどん縮小していくだけです。

支出をいくら減らしても歳入は変わらない、という前提がない限り、支出を減らせば赤字も減るという
単純な考えは通りません。

昨年ように、昇格が狙える位置にいたのにシーズン中の補強が無かった事を考えれば、フロントは能力の高い外国人選手を
獲得する可能性は
低いでしょう。

能力の高いFWが
いなければ、悪いボールの奪われ方が増えてカウンターを受ける場面も増えます。

そうなれば、守備にも負担が掛かり、失点が増えていきます。

守備が特徴の昇格
チームが、1年で降格するパターンです。

ロングボールを多用して、中盤でボールを奪われるリスクを減らしているアビスパのスタイルでは、
FWに飛び抜けて
能力の高い選手が
いなければ、J1では苦しいでしょう。

J2では、大久保と
城後で戦えましたが、その大久保も今は
いません。

スモールクラブでは 工夫しなければ、若手を育てても3年計画と言っている間に
引き抜かれるだけです。

札幌や水戸の例を
持ち出すまでもなく、永里の事を見れば
それは明らかでしょう。

継続可能な強いクラブを目指すのならば、フロントは赤字を
減らす事ではなく、
収入を増やす方に
重心を置くべきです。