この65分の失点の場面で、柿谷と徳重に使われたバイタルのスペースは、その前の津田のタテへのドリブルによって出来たものですが、
そうであっても、本来なら末吉がカバーしているスペースです。
しかし、直前にあった山形のスローインのミスによって、末吉は相手選手と激しく接触して倒れたままで、カバーには行けませんでした。
柿谷の華麗なステップでも、中町がチャレンジしたあと、末吉がカバーしていれば、中のコースは無かったはずです。
しかし、そういう状況を瞬時に理解して、チャンスになると確信して両サイドから中に入って来た柿谷と徳重の判断は見事でした。
柿谷は左サイドから中に入って来た時、中、タテと華麗なステップでボールを運んだあと、1度右足で小さくシュートフェイントを入れてから、その流れで右足のアウトで逆サイドから入って来た徳重にラストパスを出します。
この柿谷の個人技によって、アビスパの
DFラインの選手は、中とタテのどちらのコースを切りに行ってよいか分からずに対応が遅れた上に、
逆サイドから入って来た徳重への対応も遅れてしまいました。
そして、最後のシュートフェイントによって、右CB丹羽が釣り出されて、左CBの
田中誠はFW佐藤にブロックされたために、アビスパのCBの間に大きなシュートコースが出来てしまいます。
ゴール正面、中央の
CBとCBの間は、
1番絞って固めなければいけないスペースで、左右どちらかのサイドに追い込めば、エリアの中であっても、キーパーはシュートコースを限定出来るので、対応は楽になります。
しかし、エリアの外であっても、正面だと
ニアもフォアも無いために、どちらのコースを優先して切ればいいのか分からないので、ポジショニングからして難しい対応になります。
そこで徳重は、右から中に入って来た自分の進行方向とは逆のゴール右に左足で
シュートを打ちました。
しかも、雨に濡れたピッチを利用して、意図的にキーパーの前でバウンドして伸びる、さらに対応が難しいボールです。
若き天才と経験も実力もあるベテランが上手く噛み合えば、
ピッチ中央のリスタートから数秒でゴールを奪えるのです。
ただ、1つ気になったのは、柿谷がプレーしている最中に、末吉と青山が倒れているからボールを外に出せと、アビスパの選手が要求して、足を止めていた選手もいた事です。2人が倒れていたのは、ピッチの中央で、プレーを続ける事に何も問題はありませんでした。
そうであっても、本来なら末吉がカバーしているスペースです。
しかし、直前にあった山形のスローインのミスによって、末吉は相手選手と激しく接触して倒れたままで、カバーには行けませんでした。
柿谷の華麗なステップでも、中町がチャレンジしたあと、末吉がカバーしていれば、中のコースは無かったはずです。
しかし、そういう状況を瞬時に理解して、チャンスになると確信して両サイドから中に入って来た柿谷と徳重の判断は見事でした。
柿谷は左サイドから中に入って来た時、中、タテと華麗なステップでボールを運んだあと、1度右足で小さくシュートフェイントを入れてから、その流れで右足のアウトで逆サイドから入って来た徳重にラストパスを出します。
この柿谷の個人技によって、アビスパの
DFラインの選手は、中とタテのどちらのコースを切りに行ってよいか分からずに対応が遅れた上に、
逆サイドから入って来た徳重への対応も遅れてしまいました。
そして、最後のシュートフェイントによって、右CB丹羽が釣り出されて、左CBの
田中誠はFW佐藤にブロックされたために、アビスパのCBの間に大きなシュートコースが出来てしまいます。
ゴール正面、中央の
CBとCBの間は、
1番絞って固めなければいけないスペースで、左右どちらかのサイドに追い込めば、エリアの中であっても、キーパーはシュートコースを限定出来るので、対応は楽になります。
しかし、エリアの外であっても、正面だと
ニアもフォアも無いために、どちらのコースを優先して切ればいいのか分からないので、ポジショニングからして難しい対応になります。
そこで徳重は、右から中に入って来た自分の進行方向とは逆のゴール右に左足で
シュートを打ちました。
しかも、雨に濡れたピッチを利用して、意図的にキーパーの前でバウンドして伸びる、さらに対応が難しいボールです。
若き天才と経験も実力もあるベテランが上手く噛み合えば、
ピッチ中央のリスタートから数秒でゴールを奪えるのです。
ただ、1つ気になったのは、柿谷がプレーしている最中に、末吉と青山が倒れているからボールを外に出せと、アビスパの選手が要求して、足を止めていた選手もいた事です。2人が倒れていたのは、ピッチの中央で、プレーを続ける事に何も問題はありませんでした。