最後の林の、味方のドリブルに対するフリーランニングも、裏を取る動きも、進行方向とは逆サイドへのシュートも、高い個の力を感じさせるプレーでした。

しかし、柳楽の、
下がりながら守備をしているのに安易にパスカットに行って、中へのコースを空けて飛び出してしまったり、
CBが外向きに反転して相手を死角に
入れてしまうミスがなければ防げた失点です。

1点目もそうでした。
単純なマークの受け渡しのミスです。

この試合、開始12秒で、山形とのマークの受け渡しのミスから、左SB橋本からの
パスに裏へと走った左SH茨田を手を使って引き倒した場面を見て、
試合に上手く入れていないと不安を感じましたが、前半はそれをずっと引きずったままプレーをしていました。

ただ、これらのミスは能力的なものではなく、
試合勘や連携によるものなので、
柳楽はもう使えない選手という訳では
ありません。

ちなみに、柏の2点目のシーンで、
本来バイタルの
スペースを埋めるべき末吉はどこにいたかというと、
左SB中島が中に入って来て永里にパスを出したあとすぐにカウンターを受けたので、
左SBのスペースをカバーしていました。
中島のスペースを狙われている意識が強かったからでしょうが、結果的に逆のサイドを使われた訳ですから、
ポジショニングミスと言えるでしょう。

代わりに中にいた
中島が、末吉のポジションに入りますが、
橋本のドリブルに
あっさり置いて行かれました。