鳥栖戦③大攻勢､サガン鳥栖。

前半は､鳥栖が大いに押していました。
まずは､鳥栖が激しく当たりに強いプレスを前線から掛けて来たので､いつも通り､前半は人は動かさずボールを動かして自分たちは休んで相手を走らせようとしたアビスパは思いっきり鳥栖のプレスに引っ掛かり､攻撃どころかボールを持つことすら出来ません。

さらに､ＦＷ豊田を
使った､ハイボールとＳＢの裏を狙う､徹底したロングボール
攻撃。これを､前半はアビスパのＣＢが跳ね返すことが出来ず､これだけで､押し込まれます。
次に､この試合の前半は鳥栖に対して強い追い風が吹いていて､豊田に競り負けた
ボールを後ろ向きの苦しい状態でクリアしても､強風で押し返され､さらに､鳥栖の激しいプレスでボールを奪われて波状攻撃を受けます。
アビスパは強い向かい風を避けてロングボールを使わず､足下のパスをつなぐのでより鳥栖のプレスに引っ掛かります。
プレスに関しては､
ボランチの衛藤と
パク･ジョンスがよく効いていました。
逆に､後半この２人のパフォーマンスが落ちていくとプレスも掛からなくなります。
そして､前半で目立っていたのが鳥栖の左ＳＢ田中輝和です。
フリーで何度もゴール近くまで上がって来てチャンスに絡んでいました。
これは､アビスパの右ＳＨ久藤の運動量が少ないことによる
前半の守備の穴であり､アビスパの右サイドは右ＳＢの山形
１人で守っているので､左ＳＢが上がって行けば２対１を作れて簡単に裏を取れるので､他のチームにも狙われています。

散々な内容ですが､
アビスパは前半の内に形勢をひっくり返します。