こんばんは。バディの飼い主です。

芦屋市には全国に先駆けて設けられた動物炉があり、ペットたちはそこで煙となり、約半年後に芦屋市霊園に入ってすぐの一番良い場所にある動物塚に入る。

バディは昨年八月に旅立ち、約半年経ったのでもうこの動物塚に入って眠っていることだろう。

そんなわけで今日お参りに行ってきた。

しかしこの花の数を見よ。

こんなに花であふれたお墓、人間のものでは見たことがない。かけがえのない家族を失ったたくさんの人が、その悲しみや思い出をここに来て誰にともなく語りかけているのだろう。

ウチでは今でもときどきこんな言葉が出てしまう。

「ああ、バディがいてくれたらなあ」

犬ともさんからきた寒中見舞いに「18年も育てたんですよね。人なら大学生ですよ。大学まで行かせて失ったようなものですよ」

そうか、悲しみの深さがそう考えるとわかってくる。

でもここにはその前に逝ったポリーも眠っている。そのほかにもたくさんの動物たちの命がここに集められ、眠っている。

そう考えると、自分を慰めるためにも言ってしまう。

「ここなら寂しくないよね、バディ」

「うん、大丈夫」って言ってるね。

花であふれているお墓