バディの日記 

バディの日記 

飼い主がシニアになって、会社・学校を辞めてはじめて自由人になった。
先延ばしにしてきたことを、これからやるって言ってるけど、どうなることやら。



こんにちは。

バディの飼い主です。


八月末でご近所のお寿司屋さんが閉店した。

22年営業してたそうだ。


22年前、キミはまだこの世に生まれてなかったよ、バディ。


芸能人とも繋がりがあったようで華やかな店だった。(実際に芸能人を店で見たことはないけど)




店とは、当初色々揉めたこともあった。


早朝に来るゴミ処理車の騒音。

魚の汁の匂いがする排水が家の前を流れてきたり。

店の改修工事の時に、屋根から何かが落ちてきてウチの車に当たったり。

まあ、ウチの隣に店があるのだからいろいろあります。


けれど、その都度女将さんがでてきて、誠実に対応された。


それであの気難しい(笑)ウチの人が、たまにふらりと一人で入って、好きなものを握ってもらうような場所になったのに。


ウチの人がアルコールのガブ飲みのせいで胸椎骨折し、長らく歩くのも不自由な時期には、ピンポンを押して

「ご主人お見かけしませんが、お元気にされてますか」


手にはビールを提げていた(笑)

それはお断りした。


それからはよく水なすを持ってきてくれた。



ウチの人は泉州出身で、水なすの本場の人だから

「これは浸かりすぎ!」

とよく文句を言っていたが、それももういただくこともない。

さみしい(関西の人は夏といえば水なすだ)


特別アレンジをしてもらったこともある。

お誕生日のときに、「バースデー寿司」を作ってもらったのだ。予算一万円で、備前のお皿にお任せで盛り付けてもらった。



弟から厚岸の牡蠣が送られてきたとき、殻付きだったので、殻を開けるのを助けてもらったこともあった。

迷惑だっただろうな💦

(後できいたところ、弟は自宅には殻を剥いた牡蠣を送ったそうである💢)


女将さんとは先日道で出会い、閉店ですか、驚きました、と伝えた。


まだコロナの時に借りたお金を返さなくてはならず、たいへん。でも、諸費用が値上がりし、特に魚の仕入れ値は高騰していて、もうダメ。値上げもこれ以上できない、と言われた。

コロナのときに受けた融資でいまだに苦労されているのか。振り返るとコロナ時の対応、たとえばワクチンや外出自粛など、やはり異常だったと思う。


8月31日の朝、東部市場の魚屋さんがトラックで魚を届けに来ていた。80歳は超えてるかな、という魚屋さん。明日から取引き先を一軒失ったわけだ。

閉店によって、毎日の卸し先を失うこんな業者さんもたくさんいるに違いない。


夏の終わり、一軒のお寿司屋さんがなくなった。

季節が変わり、そして街の景色も変わってゆく。


私はもはや季節外れとなりつつあるタイトルの小説

「夏帆」をようやく読み始めた。