ヤマウチさんのいない世界と猫たち | バディの日記 

バディの日記 

飼い主がシニアになって、会社・学校を辞めてはじめて自由人になった。
先延ばしにしてきたことを、これからやるって言ってるけど、どうなることやら。

こんばんは。バディの飼い主です。

今日は朝8時から、町内清掃会。
で、その前に猫ハウスで保護猫たちのお世話で5時30分に起きて行ってきた。  

この写真の猫たちは、みんな白血病。

まだ発症してないけど、免疫力が弱くて、今も一匹は膀胱炎になっている。

それで毎日2回、メンバーが交代で行って、投薬。それと掃除、餌やり、室温管理などする。

猫たちは自分のかかえている病気のことも知らず、行くと「ご飯ちょうだい」と寄ってくる愛おしい生き物。長生きしてほしい。


そのあと、町内清掃で、自治会長に亡くなったヤマウチさんのことを詳しくきいた。


くも膜下出血だった。
90歳だった。
一人暮らしで、娘さんからそろそろ娘さんの近所に来るようすすめられていた。

大往生、とか、ピンピンコロリ、だとか言う人もいたけど、なんだか違和感があった。

ついこの間まで、そばにいた人なのだ。親戚でも友だちでもなかったし、食事を一緒に食べたことさえなかったただの近所のひと。

だけど、いつも私の姿を見かけると、必ず声を掛けてくれたのだ。


私たち一家が父を失って(私は当時高校一年だった)、社宅を出なくてはならず、母がこの町の戸建てを見つけて、それで引っ越してきたときからきっと私たちのことを見ていたのだ。そんな昔のことを聞けばよかった。


なんだか、過去を失ってしまった気がした。