このところ良い事がなく、心が沈んでいた。
ウチの人が降圧剤を飲むようになってひと月経った頃から顔がむくみはじめた。特にまぶたの腫れがひどく、半分しか目が開かない状況で。
肌にもブツブツができ、全身に倦怠感があるらしく、しんどいしんどい、と言ってほとんど寝ている。歯茎の皮までめくれてきてるという悲惨な状況。
それなのにビールを多飲して、症状を麻痺させようという作戦らしい。
しんどいと言いながら飲むので、
「飲むからしんどいんじゃないの」と言うと
放っておいてくれ、と。
そんな虚しい言い合いの繰り返しのなか
「もうバディも死んだし、俺もどうなってもいいわ」「バディに会いたいなあ」
そんな弱気なことを言う。
1日で500mlの一番搾り12本。
それが今朝、私の心配が心に届いたのか、それともようやくこのままではアカンと思ったのか、断酒すると言う。
このことが嬉しくて、私はウチの人のこの言葉を「七夕の誓い」と呼ぶことにした。
バディ、お空から見守っていておくれ。