愚痴ばかりこぼす私の話を黙って聞いてくれて、そっと抱き寄せ頭をぽんぽんと撫でる


俯いて溜め息をつく私に「よく頑張ったね」と言葉をかける



そういった優しさに私は弱くて、依存してしまいそうになる


最もダメな部分であることはわかっていても、ついつい手を伸ばし求めてしまう


でも、それは今私が一番欲しいものであり、必要としているものでもある



ただ、それは一歩間違えるとただの重荷になってしまうだけで、迷惑な奴となってしまう


最大の失敗であり、きっと忘れることのないトラウマ。もうあんなことは繰り返したくない


傷つけることなんか望んでいないのだから



優しい人は、ある意味罪な人だと思う


私のようなバカな人間を簡単に振り回せてしまうのだから


悔しいが、この性格を変えることは不可能だろう



「もう二度と恋愛なんかしたくない」


そう深く心に刻み込んでいたが


あの時少しだけ愛おしく思えたのは、やっぱり悪い性格だなとしみじみ感じた一日だった