それはそれは色々な音楽家の方々が来ます。
民族音楽、伝統音楽、ポップス、ブルース、ルーツ、
フュージョン、パンク、エレクトロ・・・
私たちは、シルクロード・フュージョンという
民族楽器とエレクトロを合わせた
オリジナルの曲を演奏しています。
民族楽器は使うけれど、三味線以外は
独学だったり、短期間基礎だけ習ったり。
自分たちの中に曲のイメージとか
世界観があるので、
それに合う音が出せれば良い、という感じです。
それが、気に入らない人も多々います。
「民族楽器を演奏するならホンモノを学んでから」
「ホンモノから基礎を習った方がいいですよ」
「独学なんて、ホンモノに失礼だ」
色々言われてきましたが、全く賛同できず。
・民族楽器を習い、その地域の伝統音楽を守りたい!
・既存の曲を正しく演奏したい!
・後のちその楽器を教えたいから、基礎から学びたい!
そういう方は、もちろんホンモノから習った方が良いでしょう。
私も「新内を独学で学んだ」と言われたら・・・
失礼だとは思わないけれど、プロとして活動する気なら、
ホンモノに少しは習った方が良いかも?
と思います。
でも、その程度。
音楽って、技術はもちろん必要だけれど
情熱と感性、そして個性が大きいと思っています。
ロックとかパンクは特にね。
民族音楽でも、きちんとホンモノから習って、
正しい技術でキチっと演奏されても
「へぇ凄いねー」としか言えない。楽しめるかどうかは別。
「私はこの伝統音楽を極めた、数少ない日本人なんだ!」
と鼻息荒く主張されても・・・
その地域で育ったホンモノを聴くからいいよと思ってしまう。
私たちの音楽を気に入ってくれた、その地域のホンモノが
良くメッセージをくれます。
「素晴らしいメロディだし、楽器の音色も美しい。
全部自分で作った曲なの?最高だよ!」
と、ネガティブな意見はほぼありません。
日本人の方が、”ホンモノ”という枠が大好きみたいで。
残念だなぁ。
私個人の意見ですが、その音楽に情熱と個性を
感じられたら、ホンモノだと思います。