イランから帰化して日本人になりました。
イラン革命を経験し、音楽も芸術も禁止された中、地下室で楽器の練習をしていたそうです。
セタールを弾くには、人差し指の爪を伸ばしてピック代わりにする。ネイを吹くには、前歯の間に笛を挟む。
そのため、指や口の中を検査する音楽家狩りが横行したそうな。
それでも音楽を止めなかったメヒさんは、純粋に音楽を愛しているのだと思う。
弟のカベさんも然りで、今ではイラン屈指の楽器コレクションと知識を誇る人となりました。
そんなカベさん、初めての来日公演!!
なぜか動画が携帯から貼れないので、写真のみです。
技術もさることながら、音楽に対する愛が溢れていて、涙しながら聴き入るイランからのお客さんもチラホラ。
チェシュメをやっていて良かったと思える日。
2日目はダフ教室。
シンプルな浅いフレームドラムの淵に鎖が付いていて、振ると波のような風のような魂に響く音がします。
イランでもダフを教えている現役の先生から直に教えてもらえる機会とあって、濃いメンバーが集まりました。
キレの良い鎖の音を出すために、左手でダフを一気に振り下ろす。これがキツいんです!
みんな運動部並みに汗をかきながら頑張りました。
楽器の練習はするものの、何か新しいものを損得無く一生懸命に練習することがなかったので、楽しかったです。
瞑想した後の感覚に似ているかも。
ずっとイランに興味はあったけれど、メヒさんやナヒードさんに出会ってから更に興味が出てきました。
友達の国のことを知りたい、言葉を話したいと純粋に思わせてくれて、ありがとう。
本当に幸せだなぁ。
チェシュメ、良い場所に育ってきているじゃないか。