監督：ギレルモ・デル・トロ
出演：イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、ダグ・ジョーンズ
あらすじ：
1944年内戦で混沌とするスペイン。父を亡くし、母の再婚相手である
大佐の駐屯地へと向かうオフェリア。
厳しく冷酷な義父、お産間近の母にかまってもらえず、
森へ遊びに行った彼女はそこで秘密の入り口を見つけ、
夢とも現実ともつかない迷宮の世界へと迷い込む…
この監督も愛してます…Hell Boyシリーズ大好き。
物語どうこうと言うか、映像やキャラクターへの
こだわり具合に惚れました。美しい、ただただ美しい。
カメラに映らない小道具まで丁寧に作りこんであり、
セットを撤収するなら何とかして手に入らないかなと本気で考えたりして…
どのキャラクターも素晴らしく独創的で、CGを使わない
着ぐるみのアナログ感が逆に生々しく、"生き物"を感じさせます。
このキャラクターを演じているのがダグ・ジョーンズで
私の大好きなHell Boyのキャラクター、半漁人のAbe Sapienもこの人。
その他ファンタスティック・フォーのSilver Surferとか、
エイリアンとか、人間以外のキャラクターを演じることが多い
夢のような仕事をしている人なのです。
ストーリー的にも、スペイン内戦下の過酷な状況が
生々しく描写され、薄幸の少女の夢物語が悲しい形で現実となった時、
それが彼女にとって良かったのか、
辛い現実でも耐えて生きていくほうが良かったのか、
しんみり考えさせられました。
この監督の作る映画にサントラで参加したい…