
監督:ターセム
出演:リー・ペイス、カティンカ・アンタルー
あらすじ:
映画の撮影中に大怪我を負い、入院しているスタントマンのロイ。
重なる不運に自暴自棄になり、自殺を考えていた彼のもとへ
同じく入院している5歳の少女アレクサンドリアが現れる。
自殺するための薬を彼女に調達させるため、ロイは6人の勇者が
世界を駆け回るたった1つの物語を語り始める…
この監督さまは、元々インドの出身で、アメリカの映画学校の
パンフレットを見て衝撃を受け、家を勘当されながらも入学したそうです。
ハリウッドを毛嫌いしていて、ヒンドゥー教に則った
独自の視点で映画を作っておられます。
構想に10年20年かけ、形になってきたものを4年5年かけて
丁寧に撮影するそうで、1コマ1コマにこだわりを感じます。
どこを切り取っても絵画のような美しさ…

ほとんどCGやVFXを使わないことで有名です。
ザ・セルの時も舞台セットのような背景を使っていて
面白いなと思ったのですが、この映画では
監督のこだわり大爆発です。

今回は設定がおとぎ話なだけに、世界中を飛び回り
18カ国で撮影されています。衣装も素晴らしい。
メインの女の子が新人で、台本はあえて渡さず
彼女は白紙の状態でカメラ前にいるので、
子供のごく自然なリアクションが可愛らしく出ています。
彼女と一緒に壮大なおとぎ話の世界へ旅立ちましょう。
流しておくだけでも素晴らしいです。
「アース」とか「ホワイトプラネット」の感覚。
何とかサントラで参加させてもらえないかな・・・