今日、iPodがランダムに流してくれる曲を聴きながら、5ERASのインタビューで稲葉さんが、
昔は歌詞を書いから、みんなでレビューして、みんなからの意見を取り入れて書き直していた(意訳)
と言っていたけど、
その「昔」っていつまでなんかなー。
と考えていた。

2021年の今はレビューはしてないよね。
さらっとは見せるかもだけど、制作過程の映像や話を聞く限り、書き直すのは、言葉がメロディに乗りにくい場合や、メロディが変わったときであって、表現をなおされるようなことってもうないよね。

二枚目のアルバム、OFF THE LOCKのときはとにかく歌詞が書けなくて、高尾山に逃げようと思った。って昔言ってたし、
5ERASでも、煮詰まった稲葉さんを焼肉に連れて行った、とか、みんなで車座になってあーだこーだダメ出しされた。とか言ってたから、この時期は絶対やってたはず。

7th Blues の頃はもう制作に関わるようになった、って言うし、多分この頃はもうそこまで言われることはなかったんじゃないかなぁ。
となると、1991年から1993年くらいなんかなー。

わたしは1991年IN THE LIFE からのファンなのでそう思っちゃうのかもしれないけど、
わたしの中では、この頃から歌詞の感じが変わったように思うんだよな。

RISKY までは、物語があって、主人公と相手がいて、情景が思い浮かぶような、そんな歌詞が多かったけど、IN THE LIFEからは、特にWonderful Opportunity では、物語というよりは、内面的なこと、葛藤とかが出てきて、いまの稲葉さんの歌詞に近づいてきてると思うんだなー。
RUN ではもう、いまのスタイルの歌詞により一層近くなってる。

アルバムでいうとIN THE LIFE からで、曲でいうとPleasure’91から、いまの稲葉さんのスタイルになってきてる気がする。

26歳、デビューして4年目で、止まれないこの世界で胸を張って生きるしかない。と言い切る稲葉さん。
このことが、もう、とうに26歳を超えたいまのわたしを励ましてくれるんですよ。
26歳で覚悟決めて、その先もう26年以上、30年も、止まれない世界で胸を張って生きてるふたりがステキで、かっこよくて、わたしが歳を重ねれば重ねるほどに26歳の稲葉さんを尊敬しちゃう。
わたしももっと頑張らんと。って思えるんだよな。

だからこそ、この歌詞が周りの意見から出た言葉じゃなくて、稲葉さんの本音だといいなぁ。と思う。
そうだと信じてるけど。だからこそ、発表になってから30年経った今でも、ツアーのタイトルになるくらい、シングルの2nd Beat にもかかわらず、1st Beat が演奏されることはほとんどないのに、5年に一度はかならず演奏されているんだと思いたい。
事実はどうであれ、わたしがそう信じたければ信じればいいとは思うけど。

なんてことをiPodから流れてくるPleasure’91を聴きながら考えていたのでした。