自分が悪いと分かってからは、病人で、自分が守らないと生きるのが辛くなった母親と毎日過ごすことで、愛情が芽生えた。

こんな悪い自分を、受け入れてくれるのは母親だけだと思って。


………でも、死んでしまった。


どう、生きたらいいか分からなくなった。


大学に行ったのは、母親が優秀な人間を求めていて、それに出来るだけ答えれるのが、大学に行くことだったから。

自分の親友には、母親が死んだ後、母親からの虐待や、上の兄弟からされたこと、されていることを話した。

そしたら、みんな悪くないと言ってくれた。
自分の中では、それは違う、自分が何もかも悪いのだと言いながらも、人の言葉とはすごいもので、
そう言われるたびに、リストカットへの意欲は軽減されて行った。

だからと言って死のうとしなかったわけじゃない
こんな自分を好きだと言ってくれる人がいて、その人たちが自分の心を犠牲にして命を救ってくれた。


でも、今こうして生きてる後ろで、愛してくれた人たちは心がボロボロになって、自分と出会う前のようには、生きて行っていない


化け物、母親に言われた言葉を思い出して、笑う
人殺し、自分自身で自分を責める言葉に頷く


自分は化け物で、人を殺してしか、生きていけない人間なんだ。



酒に溺れて、血だらけになる程切ったり、弱みにつけ込まれて、年上の大人に、ヤラレそうになったり、色々あった。

本当、それでも生き続ける自分には反吐が出そうだった。


あと、一つ、何かきっかけがあれば、終わるだろうな


その一つをくれたのは、上の兄弟だった