上の兄弟は、大学に行く時、逃げるようにして家を出て行った。
開放された反面、母親との時間が増えて、母親からの当たりがさらにキツくなり、常に気を張り、顔色、声色を伺う日々


自分も大学生となる頃、ここから逃げ出そう
そう思っていたのに、高校を卒業する前、医者を志して入った塾で暴力や暴言を振るわれ、
なんとか耐えないと母親にキレられる、我慢しないとダメだ
そう思っていたのに、辞めざる終えないほど、生活できなくなるまで追い詰められた。
その様子を見て、母親はしばしばやめることを了承してくれた。


引きこもるようになり、母親は少しだけ優しくなった。
外に連れ出して、2箇所ほど連れて行ってくれた。
それに、なぜか救われた。
自分は多分、塾の人に暴言や暴力振るわれるぐらいでは、引きこもるまでいかない、そこまでなったのは、母親などの過去の行いのせいもあると分かっていながらもだ。


救われて、大学を目指して勉強して、いざ入試が近づいた
そんな時、発覚した。
母親の病気が。 脳腫瘍だった。 
手遅れとも言われたが、すぐに死ぬわけではない
治療したら、まだ生きられる。

早く治療して欲しい、母親は自分の親にそう言われたが、
子供の受験が終わってから、子供の受験に差し支えないようにと諭したらしい


まぁ、おかげで? 受験のその日の朝に、母親の親から電話がかかってきて、絶対に受からないとダメだ、ただでさえ治療が遅れてるのだからといわれたが。


無事に受かり、大学が始まるまでの間、母親の看病をするようになった。