手首を浅く、何度も切っていくうちに、次第に慣れていき、だんだん深くなっていくようになった。
けど、親にこんなことがバレたら、本気で殺されかねないと怯えており、隠してはいた。
毎日、毎日、隠しながら切って、それでも辛さや苦しさ、しんどさは無くならず。
中学を卒業する前、イライラが溜まっていたことから、いつもより力を強めに入れて、切った。
そしたら、血が止まらなくなった。
多分、縫うほどとかではない、10分ほどしたら止まるぐらいの傷
それでも、経験したことなくて、驚き、そして……
上の兄弟に助けを求めた。
そして、母親にチクられた。
まぁ、予想に反して、殺されることはなかったけど、説教はされた。
くだらないことをするな、何をしてる
と。
一応、リストカットではなく、たまたま階段から落ちて怪我をしたと嘘をつきことなきを得た。
そうして、また時間が経てば、切るようになり、ある時
袖をまくりながら、母親と話してしまい、バレてしまった。
リストカットをしてると。
………どこかで期待していたのだろうか。
自分の傷を見て、母親や上の兄弟が自分への対応を変えてくれることに。
でも、何も変わらなかった。
何一つ、変わらない。
中学になって、暴力的な虐待ではなく、精神的な虐待を母親にされていて、上の兄弟にも時々、兄弟なのか?と疑うこともされた。
でも、2人とも、リストカットの跡を見ても、いつもと変わらなかった。