転生少女と転生少年 | 歌詞広場

歌詞広場

ボカロやアニメの歌詞を掲載しております!
リクエストお待ちしております



http://www.nicovideo.jp/watch/sm18603564



仲睦まじい男女(ふたり)を遠くから 女の子が眺めていました
それがワタシでした

透明な存在感 尋常じゃない片思い
邪(よこしま)な婬情 せり上がる独占欲


仄(ほの)暗い感情なら いくらでもありました


摂理を外れた背徳とか あの男を殺してやりたいとか
そんな自分のこと大嫌いとか ♀ほら その あの 女の子同士だし・・・♀


堂々巡る感情は日々 心の底に汚泥のように溜まり
腐水の中で もがきながら 幸せな未来を 水面に仰ぎ見る


重ねる恋慕(れんぼ)は 賽(さい)の川原の石積みの如(ごと)く果てなく
ただただ苦しいだけの ワタシはどうして生きているのでしょう
春が来て 夏が来て 秋が来て 冬が来て また春が来て
終わらない 終わらせたくない 一方通行な恋煩いを


行き過ぎた妄想の 後ろめたさなんて 吹き溜まる劣情に とっくに呑まれ消えました
そこにいるのが「ワタシ」と「キミ」なら どんなによかったでしょうか


「街<<ステラ>>」は絶望に対して 現実逃避という 処方箋(オクスリ)をバラ撒きます
こっそりと「♀(ワタシ)」を『♂(ボク)』にすりかえた


とてもありきたりな そう ごくごく普通の 仲睦まじい男女(ふたり)がいました
それがボクたちでした


退屈ながらも幸せな日々が
平坦に単調に聞き飽きたポップスのように


平坦に単調に聞き飽き ポップスのように
 坦に単調 聞き飽きた ップスのように
平坦 単調に き飽きたポ プスのよ に
平坦に単調 聞き飽きたポップスのように
平坦 単調に聞き飽きたポップスのように
平坦に単調 聞き飽きたポップ のように
に単調に き飽 た ップスのように
平坦に単調に聞 飽き ポッ スのように


それはダラダラと ただ ダラダラと すべてを溶かし
舞台の裏側の鉄骨を むき出しにするくらいに それはもう


幸 せ だ っ た け れ ど・・・・・・


いろいろ忘れてた『ボク』に 世界の綻(ほころ)びが囁く
積み重なった違和感が 恋人ごっこに終焉を


そう『ボク』は「ワタシ」だったじゃないか


「「どうしてこんなことに?」」
「さぁ、わからないね」「さぁ、わからないよ」


虚構のキミに溺れるか?現実のキミの幸せを願うか?


「『ワタシ』の幸せはどうなるのか?」「『ボク』の幸せはどうなるのか?」 
「この世界の彼女を 悲しませることになる」
「どうでもいいんじゃない?夢幻と消えるこの世界だもの」
「えっと」「こういうときは・・・・・・」「どうすればいいのかな・・・・・・」


「「黙ってないで答えてよっ!!」」


思考の中の 迷宮(ラビリンス)でうずくまる
もう前に進めないと 考えるのをやめそうになt・・・


キミの笑顔が頭を過(よ)ぎった
それは「ワタシ」にも それは『ボク』にも ちゃんと届いていた
張りぼての世界観 突き破って
本当に大切にしたかったものが 心象風景(スクリーン)に映る


今いるキミは ボクの生んだ絵空事が 馭(ぎょ)する悲しき人形
そんな キミを愛し続けてもいつか必ず 後悔すると思うんだ だから・・・・・・


楽園(まやかし)はもういらない!


さよなら愛するヒトよ 線路越しに 別れ告げ 背を向ける
歪んだ世界を元に戻す 二度と会えなくなるわけじゃない
さよなら偽りの自分 ちょっと現実を直視しに行くだけだ
さよなら愛したセカイ 未練がないわけじゃないけど


降りる双(ふたつ)棒が二人の居る世界分かつ キミが何か叫ぶのが サイレンに溶ける
表情(かお)確かめる間も与えられず 目の前を鉄塊が遮った
(今度こそホントに・・・・・・)
甘い虚構に鎌を振り下ろした 本当の キミの 幸せを 願って


ふっと気づくとまたキミを見ている 仲のよい 友達として
これでよかったんだと思います 誰かの幸せを願うってきっとそういうこと


これが「不幸」だなんて これが「絶望」だなんて
もう決して思わない 二人の幸せを素直に願えることが・・・・・・
今は暖かく感じる