「先生
私の家に連れて帰ります」
(えっ?)
「お兄ちゃん、いてるんで
家も隣やし、家族みんな仲いいんで」
(そうか…
じゃあ頼む)
すぐにうちはお兄ちゃんに連絡した
「もしもし?お兄ちゃん?」
「美優紀?
どしたん?」
「今すぐ学校に車で来てー
彩が熱出してん」
「えっ?
わかったすぐ行く」
その後、菜々ちゃんにも連絡入れて凪咲ちゃんに練習抜ける事を伝えた
10分後くらいにお兄ちゃんが来て彩をおんぶして車に乗り込んだ
「うぅっ…」
「彩…」
彩は時々、うなされてる
顔は赤いし、体もさっきより熱くなってる…
「よしっ
着いたぞ
とりあえず美優紀の部屋に連れて行くか」
「えっ?」
「俺の部屋、今散らかってるから…」
「うん…」
お兄ちゃんがおって助かった…
うち1人やったら運ばれへんかったわ…
「俺、ちょっと買い物行ってくるけどいい?」
「うん」
「なんかあったら電話して
すぐ戻って来るから」
「わかった」
うちはすぐにタオルを濡らして彩のおでこにおいて熱を測った
「39.5℃か…
さっきより上がってる…」
「うぅ…」
「彩…
あんだけ無理したらあかんってゆったのになんで無理したん?
うちにゆわれへんことなん?」
最近、練習も自主練までしてるし、無理するし…
やっぱり好きな子が出来たんかな…
「ただいまー
彩、大丈夫か?」
「熱が上がってて…
ずっとうなされてる…」
「そうか…
俺もうすぐでバイトやねん
これでお粥でも作ってあげて」
「うん…
ありがとうお兄ちゃん」
「ええから
彩は俺の弟みたいなもんやしな
んじゃ頼むな」
「うん…」
うちはお粥を作って自分の部屋に持って行った
彩寝てるし…
起こすのもあれやし起きてから食べさせたらいいか…
寝てる方が治るかも知れんしな…
ふぁ~
それからも彩は起きず
うちはとにかく熱を下げるためにタオルが冷たくなくなったらすぐ交換して、ずっと彩のそばにおった
でも、途中で寝てしまった