君が忙しくなりだした。
日々、
ありとあらゆるところへ赴き、
様々な世代の人と会い、
ときどき無理難題と出くわしていた。
そんな話をしに君は僕に電話してくる。
僕は分かった風に話を聞くことはできるが、
理解はしていない。
家族のことへと話題が変わる。
僕は自分で選んだ、
このバクテリアが苦しくなっていくのを感じた。
あぁ、
後ろでしこりが笑っている。
色のないフィルターがこっちを見ている。
僕は何もできない。
あぁ、
藻に絡まったバクテリアが自分なんだ。
そう、深く刻まれていく。
そして深く、
ゆっくりとそこへ沈み、
次の日差しをただじっと待つだけだ。