bacteria-1のブログ

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君に求められるがままに応じた。

 

バクテリアの僕はもう、

 

バクテリアとしての役目を

 

果たせなくなってきた。

 

しこりが、

 

フィルターが僕を抑え込もうとする。

 

僕の心が暴れだす。

 

君への思いも考えもすべてが、

 

塗りつぶされていく。

 

フィルターが作動しない。

 

しこりが僕を諭さずに怒鳴りだした。

 

[勘違いするな]

 

[お前を受け入れるものはいないんだ]

 

[愛されるわけがない]

 

[一体、お前は何が望みだ?]

 

[あいつの家庭を壊したいのか?]

 

[あいつに求めるな]

 

[あんな奴がお前なんかと並んで歩けるわけがない]

 

君とのやりとりの傍でしこりたちが囁く。

 

[おまえは都合のいいバクテリアなんだ。

 

それ以上でもそれ以下でもない]

 

[このまま終わらせてしまえばいい]

 

ちっぽけで空っぽの僕には、

 

何も見ても口にすることは

 

許されないんだ。

 

手に届く距離にいるはずのきみが遠い。

 

向き合っていたつもりになってた。

 

君は、

 

僕を壊した。

 

進むべき道がここなんだとしても僕は、

 

もう少し違った道が良かった。

 

[これ以上何もない]

 

[喧嘩はしたくない。

 

一緒にいられる間は笑っていたい、

 

だと?

 

美味しいところだけくれと言えばいい]

 

[求めるな、

 

口を開くな、

 

こっちを見るなってことだろ?]

 

そうだ。

 

確かに、

 

君が僕を拾いバクテリアにした。

 

このまま、

 

浮き上がることのないまま。

 

静かにしてれば

 

・・・僕は誰にも言えない。

 

誰にも言わない。

 

君が描くシナリオに沿って消えてあげよう。

 

これでいいんだ。

 

君は美味しい思いを少しはできたのだろうか・・・。

 

やめておこう。

 

君への思いが薄れるまで・・・

 

 

しこり・・・

 

付き合ってくれ。

 

[当たり前だ。

 

俺がお前で、お前が俺なんだ。]

 

[あの日から俺たちはずっと一緒だろ?]

 

[お前が受け入れを放棄した時から・・・。]

 

[どこまでも続くんだ]

 

[お前が誰かを求めようとも、

 

俺たちがそばで縛り付けていつでも思い出させてやる]

 

[お前が何者で、

 

どうしてこうなったのか]

 

そうか、

 

独りでいろと?

 

[そりゃそうだ。

 

お前を受け入れる者はいない。

 

こんなにも弱くて脆いお前を・・・]

 

そうだな・・・。

 

これでよかったんだ。

 

消えてしまえばなんてことはない。

 

僕が、

 

忘れかけたころにきみはまた送り付けてくるんだ。

 

それでも僕が、

 

沈み切ったままでいればいい。

 

フィルター越しの日常なら辛くはない。

 

[フィルターを外すからこうなるんだ]

 

そうだったな。

 

俺が悪かった・・・。

 

俺があの光に触れようとしたからだな・・・。

 

そう、

 

すべて俺が悪い。

 

受け入れて貰えることを、

 

愛されることも、

 

望んじゃいない。

 

ただ、

 

そこにいたいだけだ。

 

俺はここにいたんだ・・・

 

確かにここに僕は

 

君のバクテリアだった。