日差しが・・・暖かい・・・
旧暦でも漸く立春を過ぎ、南向きの窓から春の日差しが差し込んできている。
この店「SONG BIRD」を開いて、もう半年になるだろうか。
事故で左足が不自由になって、勤めていた会社を辞め、海岸沿いの実家に近い
この星降町でCDショップをはじめた。
個人経営の商売というものに、役所勤めの両親は猛反対したが、足の不自由な
身となっては、苛烈な会社奉公は勤まるまい。
正直、あの頃に比べて、妻の千鶴子さんと過ごす時間が増えたのが一番嬉しい。
遠距離恋愛の末の結婚だったし、サラリーマンをやっていたころはあまり
構ってやれなかった。
淋しがり屋の千鶴子さんにもこの生活の方があってるだろう。
それに、自分の好きな音楽に囲まれた暮らしというのも快適なものだ。
膝の上に愛猫ばっきーの適度な重さと温もりが、私のの眠気を増長させる・・・
もうすぐ子供も生まれる。
この私が父親になるのだ。
私も妻も、まだまだ半人前だというのに、親になってもいいものだろうか。
そう思いながらも、子供の事となるとつい頬が緩む。
なんと名前を付けよう・・・
今のような時間が至福の時というのかもしれない・・・
「にゃあ」
ばっきーが一声鳴いた。
来客を知らせてくれたようだ。
どこか遠くで女子高生たちの声が聞こえる・・・
寝ぼけてる場合じゃない。千鶴子さんや生まれてくる子供の為にも仕事、仕事。
旧暦でも漸く立春を過ぎ、南向きの窓から春の日差しが差し込んできている。
この店「SONG BIRD」を開いて、もう半年になるだろうか。
事故で左足が不自由になって、勤めていた会社を辞め、海岸沿いの実家に近い
この星降町でCDショップをはじめた。
個人経営の商売というものに、役所勤めの両親は猛反対したが、足の不自由な
身となっては、苛烈な会社奉公は勤まるまい。
正直、あの頃に比べて、妻の千鶴子さんと過ごす時間が増えたのが一番嬉しい。
遠距離恋愛の末の結婚だったし、サラリーマンをやっていたころはあまり
構ってやれなかった。
淋しがり屋の千鶴子さんにもこの生活の方があってるだろう。
それに、自分の好きな音楽に囲まれた暮らしというのも快適なものだ。
膝の上に愛猫ばっきーの適度な重さと温もりが、私のの眠気を増長させる・・・
もうすぐ子供も生まれる。
この私が父親になるのだ。
私も妻も、まだまだ半人前だというのに、親になってもいいものだろうか。
そう思いながらも、子供の事となるとつい頬が緩む。
なんと名前を付けよう・・・
今のような時間が至福の時というのかもしれない・・・
「にゃあ」
ばっきーが一声鳴いた。
来客を知らせてくれたようだ。
どこか遠くで女子高生たちの声が聞こえる・・・
寝ぼけてる場合じゃない。千鶴子さんや生まれてくる子供の為にも仕事、仕事。