我輩は猫である。

名はばっきーという。


お腹いっぱいになったところで,探検の続き・・・と言いたいところだけど,なんだか眠くなってきた・・・

(__)。。ooOZZZZ

おっと,こんなところで寝ていて,テキに襲われたらひとたまりもない。


テキにも色々いる。

一番やっかいなのは,人間の子供だろうか。

やつらは黒い筒から白い玉をピュンピュンとばして来る。

そう当たるもんではないが,当たるとめちゃめちゃ痛い。

あと,本当に怖いテキといえば,人間が乗っている鉄のかたまりだ。

あいつらは,臭いおならを出す上に,ブロロロロと鳴きながら,すごいスピードで走っていく。

あいつらに体当たりをされたら,いかな我輩と言えども,命がない。


どこかてきとーに寝るところを探していると,テキに会ってしまった。

いつものように奴らは,黒い筒の武器を持っている。

残念ながら我輩の武器である爪とは,間合いが違いすぎる。

こういうときは逃げるに限る。

畜生,いつか仕返ししてやるからなぁ。

我輩は,兄弟と目を合わせ,以心伝心で駆け出した。

皆さん、こんばんわ。
ささやかながら皆さんの元へ心休まる音楽たちを提供していく「no music no life」。
パーソナリティーのDJ Backyです。
最近、昼と夜の温度差が激しいですが、皆さん風邪など引いてないでしょうか?
くれぐれもお体にはお気をつけください。
この番組は、スターライトシアターの屋上にあるささやかなアンテナから
発信しています。
ささやかな電波で僅かな時間ですが、皆さん、最後までお楽しみください。

改めまして、こんばんわ。
さて、前回は「月」というテーマでジャズの名曲たちをお届けしましたが、
今夜もテーマは「月」です。
といっても、今日はジャズではなく、邦楽の「月」というテーマで参りましょう。
では、今日の一曲目。

●桑田圭祐で「月」

ん~~~~。渋いですね~~~。この曲は皆さんご存知、サザンオールスターズの
桑田圭祐がソロでシングルを出したときの第一弾CDでした。
この曲のあとに「祭りのあと」「太陽は罪な奴」と続いて出すわけです。
サザンもですが、桑田さんの歌詞は日本の言葉を面白い使い方・綺麗な使い方を
しますよね。
さて、それでは二曲目。

●篠原美也子で「満月」

この篠原美也子さんという方は、93年の10月から95年の10月まで二年間に渡り、
オールナイトニッポン水曜日二部をやってた人です。
曲のしっとりとしたメロディーや時折入る激しいメッセージ、そして、曲の暗さとは
正反対の底抜けに明るいラジオの口調が中島みゆきさんを彷彿させます。
私的には万人の知るところになれば、絶対に売れると思っていたのですが
CD会社の売り出し方が甘く、あえなくCD会社を解雇されてしまいました。
それでも、今年の二月にインディーズレーベルで見事復活。
これからも応援していきたいアーティストの一人ですね。

今、こんな風にラジオのパーソナリティーとかしてますけど、高校のときはかなりラジオッ子
だったんですよ。
23時から「クロスオーバーイレブン」24時からは「ジェットストリーム」25時からは
「オールナイトニッポン」と毎日かなりの時間ラジオを聞いてましたね~

おっと、こんな与太話をしている時間はありません。
今夜の最後の曲です。

●奥井亜紀で「三日月夜」

この奥井亜紀さんも昔、私の聞いていたラジオのパーソナリティーをしていた人です。
夜中の3時から「まんたんミュージック」って番組をしてました。
ゴスペル調の曲が多く、実際昔は聖歌隊に所属していたとか。
「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing」といったアップテンポ曲がアニメの
主題歌に使われたりもしましたね。
この曲はちょっと違う暗めの曲ですが、三日月というイメージを反映した落ち着いた感じになっています。

ちょとCM。
今日紹介した曲や、先日紹介した曲は星降町のCDショップ「song bird」で特集を組んで
店頭に置いてもらってますので、もし気に入ったようならお立ちより下さい。

楽しい時間もあっという間に過ぎてしまいました。
この番組では、皆様からのリクエスト等もお待ちしております。
「こんな特集をして欲しい」「この曲をかけて欲しい」などリクエストがありましたら、
backyscafeメールで、(リアルに)どしどしお寄せください。

FM星降本日の放送はこの番組で全てのプログラムを終了いたしました。
それでは皆さんに月のご加護がありますように・・・

我輩は猫である。

名はばっきーという。


我輩の兄弟は,我輩に似て,茶色のトラ猫である。


さて,我輩は先ほどの人間から黒色の液体をもらって飲んだものの,まだ腹は膨れない。

ましてや我輩の兄弟は,先ほどの液体すら口にしていないのだ。

しばらく歩いていると,いいにおいがしてきた。

目の前には魚を皿の上に積んだ店がある。

頭にタオルを巻いた若いオスの人間がいるがとろそうである。


―おい,どうする。

―じゃあ,俺があのオスの注意をひきつけるから,その間にばっきーが餌をゲットしてくれ。

―了解


我輩は兄弟と目を合わせると,早速作戦に入った。


「お,なんだ子猫か。」


人間の若いオスは無防備にも兄弟に近づいていった。

よしよし,そのままそっちを見ていろ,その隙に我輩は・・・


「そうだ,売りもんにならない魚がまだあったな,ちょっと待ってろ」


うわっと,急に振り向くんじゃない。

と思っていたら,すぐに少し傷が入ってる魚を何匹か持ってきた。


「なんだ,1匹じゃなかったんか,沢山持ってきてよかったな」


ふむ,我輩達のために魚を持ってくるとは,なかなか愁傷な心がけじゃないか。

今日は売り物には手を出さないでおいてやろう。


ふむ,お腹いっぱい・・・・

我輩は猫である。
名はばっきーという。


暖かい日差しの中,居眠りをしていると,ふと昔のことを思い出した。

母親の記憶はほとんどない。
父親の記憶は全くない。
気が付いたときには,ダンボールの中でみぃみぃ泣いていた。
隣には兄と弟がいて,一緒にみぃみぃ泣いていた。

あまりにもずっと泣いると,段々腹が減ってきた。
なにか喰う物はないかと思い,外に出てうろちょろしていると,若いくせに口ひげを生やした男が近寄ってきた。

―腹減った,何かくれ

とどうせ通じないと思いながらも呼びかけていると,皿に入れた黒い液体を出してきた。
初めて見る飲み物だったが,腹が減ってしょうがなかったのでとりあえず舐めてみることにした。

―うえ

苦いではないか。
しかし背に腹は変えられない。
我輩の兄弟はあきらめてすぐに舐めるのを止めたが,我輩は我慢して全部舐めてやった。
慣れてくれば,意外といけるかもしれない。


―ありがとさん

とりあえず礼を行って,我輩と兄弟は次なる食い物を求めて探検に出掛けた。

「あれれ、凛ちゃん、三色スミレって置いてないよ」
「うーんとね、三色スミレってのは、パンジーのこと、そこにあるじゃん」
「凛ちゃんくわしいねぇ~」
「常識でしょ・・・」
「そんな風に言わなくても・・・」
店員さんだろうか、かわいらしい女性も会話に加わってきた。
「そのビオラというのも、パンジーの仲間ですね」
「へぇ~、さすが花屋さん」
少し照れたように店員さんは続ける。
「パンジーは3月12日の誕生花でもあるんですよ。花言葉は愛の使者」
「へへ。愛の使者だって、あたしたちにぴったりだね」
「ばばばば馬鹿、こんな公道の真ん中で恥ずかしいじゃないか」
「いいもーん」
そういって千鶴子は、私の右腕に抱きつく。
店員さんも困ってるじゃないか。
こういう時はさっさと用事を済ませるに限る・・・
「えっと、その黄色いのを二つと紫のを一つ下さい」
「はい」
店員さんは軽く笑いながら、手早くパンジーを袋に入れてくれた。
「できれば、ちゃんとした鉢植えに移した方がいいですよ」
「は~い」
確か我が家に鉢植えやプランターの類は無かったはずだが・・・
「えっと、このお店にはタンブラーとか置いてないんですか?」
「えっ???」

「えっ???」

思わず,私と店員さんは目を合わす。

「だから,タ・ン・ブ・ラ・ア」

「千鶴子さん,多分千鶴子さんが言いたいのは,タンブラーじゃなくて,プランターじゃないかな?」

「あっ・・・・」

恥ずかしそうに頬を赤らめている。

「だって,似てない?タンブラーとプランター」

「似てないと思う」

「うぅ,まちがえただけだもん」


その後,私たちはタンブラー・・・ではなく,プランターを買って,次なる目的地へと向かった。


我輩は猫である。
名はばっきーという。

我輩の飼い主は,凛太郎と千鶴子である。
我輩は千鶴子が好きである。
何故ならうまい飯をくれるからだ。
我輩は凛太郎が好きである。
何故ならうまい珈琲を飲ませてくれるからである。
昔は千鶴子も珈琲を飲ませてくれたが,凛太郎ほどうまい珈琲でなかったので飲まなかったら,最近は出さなくなった。

今日も我輩は店番である。
店主の凛太郎は,よく居眠りをするから客が来たときに知らせるのが,我輩の仕事である。
ほら客が来た。

―お客さんですよ,ご主人

このトピックは,登場人物紹介のトピックです。
新キャラが出てくればコメントに追加していきます.



今日は凛ちゃんとデート。
星降銀座でショッピング。
いつものように、最初は本屋さん。
私も凛ちゃんも本を読むのが好きだから、いつもここに寄る。
結構たくさん買っちゃったなぁ~。
凛ちゃんは松葉杖だし、あたしもこんな身重の身だからこんなに
持ち歩けないよ~
しかたがないから、駅のパーキングに止めてた車に一度荷物を
置きに戻る。

商店街に戻るとき、あたしは凛ちゃんの右手を握った。
凛ちゃんが事故に遭ってから、凛ちゃんが左側、あたしが右側を
歩くってのは不文律になっている。
あたしの目標はね。二人ともお爺ちゃんとお婆ちゃんになっても、
ちょっと前にやってた台所用洗剤のCMみたいに、手をつないで
デートすること。
だから、ショッピングすることよりもこうして、二人で手をつないで
歩くこと自体が幸せ。

そうやって歩いて行くうちに、次なる目的地花屋さんが見えて来た。
お店に飾る三色スミレを買わなくちゃ。

「イラッシャイマセ、イラッシャイマセ」
黄色い小鳥があたしたちを出迎えてくれる。
店の外にディスプレイされた花たちを品定めしていると、中からかわいらしい
女の子が出てきた。
今日は店の定休日だ。
千鶴子さんが、朝から「デート、デート」と騒いでいるので、
星降銀座でショッピングとしゃれ込むことにした。

まずは本屋さん。
二人とも本を読むのが好きなため、星降銀座に来ると
最初にココに寄るのが習慣になっている。
はじめにノベルズのコーナーへと立ち寄る。
私はここで三冊。
その後、文庫のコーナーへ。
が、期待していた本の文庫化はまだなようで、ここでの収穫はなし。
最後に漫画のコーナー。
「買うか買わないか、それが問題だ」
シェイクスピアほど大層なものではないが、好きな漫画家の自選短編集を
買うか買わないかで迷ってしまう。
全部読んだことのある作品だし、値段も高い・・・
しかし、マイナーなものなので二版が出ないかもしれないし・・・
今日は他に買った本も少ないし、少々、衝動買いの感は否めないが、
思い切って購入。

本屋さんでの購入物
・殊能将之「はさみ男」
・竹本健治「ウロボロスの基礎論」
・高田崇史「東照宮の怨」
・幸村誠「プラネテス」
・諸星大二郎「汝、神になれ鬼になれ」
・「上手なHPの作り方教えます」

千鶴子さんは、内田康夫や山村美沙の文庫本、谷川史子の漫画を買ったようだ。

さて、次は店に飾る花を買いに行かなければ・・・
皆さん、こんばんわ。
今晩からこの時間に、ささやかながら皆さんの元へ心休まる音楽たちを
提供していくことになりました、パーソナリティーのDJ Backyです。
この番組では毎回テーマを決めて、曲をお届けしていきたいと思います。
あ、番組タイトルまだ云ってませんでしたね。
番組名は「no music no life」です。
なにせこのような事するのは、はじめての体験なもので少々のミスは
ご容赦ください。
この番組は、スターライトシアターの屋上にあるささやかなアンテナから
発信しています。
ささやかな電波で僅かな時間ですが、皆さん、最後までお楽しみください。
それでは今夜の一曲目

●アンディ・ウイリアムスで「MOON RIVER」

いきなりやっちゃいましたね。
テーマを決めて曲をお届けするとか云っておいて、まだ、テーマを発表
してませんでした。
今夜のテーマは、「月」です。
元々、この「MOON RIVER」って曲はヘップバーンが歌うために書かれた
曲なんです。
でも、ヘップバーンって、声域が1オクターブしかないんですよ。
そのため、作曲者のヘンリー・マンシーニは苦労して1オクターブのなかだけで、
この曲を作り上げました。
だから、カラオケなんかあんまり高い声が出ないという人でも安心して唄える名曲です。
では、次の曲。

●小野リサで「moonlight serenade」

元々はグレン・ミュラー楽団の持ち曲として、あまりにも有名な曲です。
少し前に車のCM曲として使われたので、皆さんご存知ですよね。
小野リサさんが、ボサノヴァ風に見事なアレンジを加えて歌い上げてます。
おっと、あんまり時間が無くなって来てしまいました。
今夜最後の曲です。

●フランク・シナトラで「fly me to the moon」

最近では、アニメのエンディングでも使われてたみたいですね。
後はニュースジャパンの天気予報で使われたり。
最初に作られたときは「イン・アザー・ワーズ」ってタイトルだったんですけど、
そのときはあんまり売れませんでした。
62年にシナトラやペギー・リーらがタイトルをかえ、ボサノヴァ風にアレンジしたら
大ヒットしたという曲です。
そういや、以前、夜中にこの歌を誰かが大声で歌ってらっしゃいましたね。
英語に堪能な方がいらっしゃるもんだと感心してしまいました。
歌のほうは、まあ、その、あれでしたが・・・

あっという間に時間がなくなってしまいました。
拙いパーソナリティーですいませんでした。
皆様からのリクエスト等もお待ちしております。

FMスターライト本日の放送はこの番組で全てのプログラムを終了いたしました。
それでは皆さん、良い夢を・・・