「バックヤード ガーデン」の徒然ブログ

「バックヤード ガーデン」の徒然ブログ

高松レインボー通りそば。
木太町(松縄町)カレーのCoco壱番屋さん隣。

お昼は生パスタや週替わりランチ。
夜はチョットお洒落な大人の居酒屋、創作料理屋や単品飲み放題も!

※大駐車場完備※ランチタイムも予約可※2500円/1h~でルームレンタルもOK※

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気がつけば、今日は4月30日。
つまり、4月のラストデー。ということは、明日から5月。

え? 5月? もう5月? っていうか、つい先日年越ししたばっかりじゃなかったっけ?
毎年のように思うけど、月日の流れって本当に速い。「光陰矢の如し」とはよく言ったもので。

 

 

 

 

 

4月と聞いて僕が思い出すのは、たいてい花粉症かサイモン&ガーファンクルだ。

「April Come She Will」という曲。「4月になれば彼女は」。いやもうタイトルからして完璧に詩的。素敵。

 

この曲、出会ったのは中学生の頃。よく行っていたレコード屋に有った「セントラルパーク・コンサート」のアルバム。
当時、僕はまだマイケルジャクソンと部活と少年ジャンプにしか興味がなかった。でも、なぜかこの曲は、心のどこかにじわっと染みた。

 

April, come she will
When streams are ripe and swelled with rain

 

「4月、彼女はやってくる。 小川が満ちあふれ、雨で潤う頃 。」

 

……って言われても、今も昔も来た試しはない。毎年、雨は降るし、小川も満ち溢れるけど、そんな素敵な彼女は来たことない。
彼女どころか、宅配便の再配達も来ない。請求書だけは4月に限らずやってくる。

 

 

 

 

 

今思えば、若い頃って“存在しない彼女”に想いを馳せるのが、ある意味で季節行事だったかも知れない。
そんな時、サイモン&ガーファンクルの曲の裏側に見え隠れするオトナ世界は、夏の午後に遠く揺れる蜃気楼のように遠い憧れみたいなものだった。

 実在しない彼女との妄想デート。駅前のベンチでアイスを分け合ったり、文房具屋でおそろいのシャープペンを買ったり。一緒に星空を見上げたり。

 

 

だけど、

May, she will stay
Resting in my arms again

 

「5月、彼女は僕の腕の中で休む」……えっ、マジで?
そんな……

 

やっぱり純真な中学生には刺激が強すぎる時もある。想像力がビッグバン。

 


いやほんと、ポール・サイモンは罪な男だった。淡々とギターをつま弾きながら、人の人生に理想と期待を植え付ける。

 

 

 

振り返ってみると、今年の4月もバタバタしているうちに終わってしまった。
仕込みして、営業して、SNS投稿して、深夜にお米や野菜の値段に愕然として、気がつけば今。現実の5月。

ポール・サイモンの腕の中では彼女が休むそうだけど、僕の腕の中で休むのは豚肩ロースだけだ。すごくジューシーにはなるけど、あまりロマンチックではない。

 

 

 

 

 

でも、まあいいじゃないか。
4月は来るし、5月も来る。彼女は来ないかもしれないけど、お客さんは来てくれる。ありがたいことだ。

 

だからゴールデンウイークも休まずお店は営業します。

 

4月も5月も豚を焼いて、キャベツも刻んで、たぶんまた誰かが「4月ってもう終わりか〜早いですね〜」とか言っていく。

うん、早い。
でもそのぶん、音楽がある。人生もある。仕事もはかどる。妄想もはかどる。

 

 

 

今日、帰り際にお客さんが「ゴールデンウイークは無休営業なんですね!」と言って、頭を下げながら一言。
「がんばってください。私は休みなんです!」

 

 

「あれ?おや?はて?」と思ったけど、まあ正しい。
働く人もいて、休む人もいる。それがゴールデンウイークだ。

 

「じゃあ、いってらっしゃい」って僕は言った。

 

彼女はにこやかに去っていった。僕はガスコンロを掃除しながらサイモン&ガーファンクルを口ずさんだ。

 

"May, she will stay"

 

5月が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちは!

 

季節の変わり目、肌の調子がゆらぎやすい時期ですね。

「最近、化粧ノリがいまいち…」
「なんだか顔色がさえない」
そんなお悩み、ありませんか?

 

スキンケアというと、つい「塗るケア」に意識がいきがちですが、実は毎日の“食事”こそが、お肌と体の土台を作っています。

ということで、4/21(月)から始まる【Bランチ】は、ちょっぴり“食べるスキンケア”を意識してご用意しました。

 

 

 

 

 

メインは、
「生姜香る、ブリの和風照焼き」

 

照焼きと聞くと、こってり甘辛なイメージかもしれませんが、今回のBランチはひと味違います。

 

脂ののった旬のブリをふっくら蒸し焼きにし、そこにほんのり効かせた生姜の香りがふわり。口に運ぶたび、やさしい甘みと生姜の爽やかさが広がって、どこかほっとする味わいです。

 

 

 

 

 

実はブリって、美肌にうれしい栄養がたっぷりなんです。
DHA・EPAといった良質な脂、たんぱく質、ビタミンB群…。特にこの時期は紫外線も増えてくるので、内側からのケアが大切。そこに体を温めてくれる生姜を組み合わせれば、巡りもアップして代謝も◎。

 

「なんか今日、肌がツヤっとしてない?」
そんな気分になれる、ちょっとご褒美感のある和ランチです。

 

さらに、野菜もたっぷり添えているので、食後は心もお腹も満たされるはず。
午後のお仕事や家事の前に、ひと息つけるやさしい時間になりますように。

 

 

 

 
毎日がんばる大人の女性にこそ、

“食べて整う”お昼時間を。

期間限定のBランチ、どうぞお見逃しなく。
ご来店、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

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先日、久しぶりの休日に、ふらりと栗林公園へ行ってきました。
ちょうど夕暮れ時、枝垂れ桜がライトに照らされて、
淡く浮かび上がるように咲いていて——
まるで夢の中にいるような、美しい時間でした。

 

 

 

風に揺れる花の姿はとても儚く、
でもどこか静かに芯のある強さも感じられて、
「誰も見ていなくても、この桜は咲くんだろうか」なんて思いながら、
しばらく立ち止まって見入ってしまいました。

 

 

 

 

 

そんな春の余韻をそのままお店に持ち帰って、
今週も、静かに、そして丁寧に、ごはんを作っています。

 

春野菜をふんだんに使った小鉢、
香川県産のコシヒカリで仕上げた出汁リゾット、
ふんわりと焼き上げるオムレツや、

自家製パンのセットもご用意しています。

 

 

 

 

 

最近は、店内もちょっぴり落ち着いた雰囲気で、
お一人でゆったり過ごされる方や、
お仕事帰りにふらっと寄ってくださる方が多く、
「今日は空いてて、ちょっと得した気分」と笑っていただくことも。

 

 

 

 

 

春はなにかと慌ただしくて、
気づけばごはんも後回しになってしまうこと、ありますよね。
そんな日常のすき間に、少しでもほっとできる場所として、
当店がそっと寄り添えたらと思っています。

 

 

 

 

 

そしてひとつ、お知らせです。
これまでお休みをいただいていた日曜・月曜の夜営業を、
この春から再開することにしました。

「週末、ゆっくり夜ごはんが食べたくて」
「月曜の帰り道、ふと立ち寄りたくなって」
そんな声に後押しされて、また新しい気持ちでスタートしています。

 

 

 

 

 

桜も、やがて散ってしまうけれど、
そのはかなさを味わえるのも、この季節だけのご褒美。

 

よろしければ、あなたの春のひとときに、
当店のあたたかなごはんを添えていただけたらうれしいです。

 

今週も、いつもの席でお待ちしております。

 

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今日は久しぶりの休みだった。お店は定休日で、僕は予定通り病院に行ってきた。定期検診というやつだ。毎回、少しばかり憂鬱な気分になるのだけれど、行かないわけにはいかない。身体のメンテナンスは、長く生きるための大切な作業の一つなのだ。

 

病院の待合室は、いつも通りの光景だった。壁際に置かれた観葉植物。少しばかりくたびれた雑誌の山。ゆるやかなBGM。そういうものが病院特有の時間の流れを作り出していた。

 

診察室に入ると、いつもの通り担当の女性がいた。彼女は20代前半で、清楚な雰囲気を持っていた。派手ではないが、きちんと整えられた髪。落ち着いた色のナース服。丁寧な口調。そして何より、いつも変わらぬ親切な対応。僕は彼女に何度も診てもらったことがあるので、その存在はすっかり馴染みのものになっていた。彼女にとっても僕は「馴染み」になっているのだろう。微笑み交じりのアーモンド色の瞳が、そう語っている気がした。

 

 

 

 

 

ただ、今日はなんだか少し様子が違った。

 

彼女の頬がほんのり赤く染まっていた。照れくさそうな笑みを浮かべ、時折視線をそらす。もしかして化粧を変えたのかもしれない。あるいは、何か僕の知らない理由があるのかもしれない。

 

いや、まさか――

 

僕は少し考えた。これはまさか? もしかすると、何か特別な感情がー。

 

いやいや、そんなはずはないだろう。僕は特別にハンサムでもなければ、俳優のようなオーラをまとっているわけでもない。ただ、そういうことを一度意識し始めると、世界はそちらの方向へと収束していくものだ。

 

診察はいつもと変わらないはずだった。でも、僕の頭の中では何かが微妙にズレていた。彼女の視線の動きや、ほんのわずかな間、頬の赤み。すべてが意味ありげに思えてくる。まるで映画のワンシーンに迷い込んだみたいに、僕たちは静かに、けれど確実に、ささやかな緊張感を共有していた——そんな気がした。

 

「それでは、また次回」と、僕はわずかにかっこをつけて言った。

彼女は軽くうなずき、微笑んだ。

 

これは、やはり、そういうことなのかもしれない。

彼女の伏し目がちな微笑みと桜色の頬が、さざ波のように僕にメッセージを伝えていた。

 

 

 

 

 

僕は病院を後にし、近くのカフェでコーヒーを飲んだ。エスプレッソにするかカフェラテにするか迷ったが、結局、いつものブレンドを頼んだ。妙に気分が良かった。周囲の景色が少しだけ鮮やかに見えた。人生、何が起こるかわからないものだ。

 

——しかし、世界はときに思いがけない形で真実を示す。

 

 

 

 

 

トイレの鏡に映る自分を見たとき、僕はひとつの大きな問いに直面した。哲学的な問い、と言ってもいいかもしれない。すなわち、「僕はこの世界において、どのように存在していたのか?」という問いだ。

 

ある人間の存在は、しばしば他者との相互作用によって決定される。そして、僕は確かに今日、ひとりの女性と相互作用を持った。彼女の頬は赤らんでいた。そして僕は確かに、「それは、もしかして」と思った。しかし、ここで問題なのは、「彼女の頬が赤かった理由」と「僕の解釈」の間に、どうやらズレがあったらしいことだ。

 

そしてその原因が、僕のズボンの前面にある小さな、しかし決定的であり、きわめて社会的な「窓」に起因しているとしたら?

 

 

 

 

 

僕は目を閉じ、静かに考えた。

 

人はときに、都合のいい物語をつくる。小説家がそうであるように、僕たちもまた、日々の暮らしのなかでささやかなフィクションを紡ぎながら生きている。

しかし、現実はそれほど甘くはない。都合よくつくられたストーリーは、時折、容赦のない事実の前にあっけなく崩れ去るものだ。

 

「彼女は気づいていなかった。そして全ては気のせいだった。そういうことにしよう」

おそらく診察中も開きっぱなしだったであろうズボンのチャックをゆっくり閉めながら、僕は深く息を吐いた。

 

これが人生の知恵というものだ。人は、生きるために、ある程度の自己欺瞞を必要とする。それは決して悪いことではない。むしろ、そうすることで人は過度な羞恥から自らを守り、明日へと進むことができるのだ。

 

そう考えると、なんだか世界が少しだけ優しく見えた。

僕は手を洗い、もう一度身だしなみをしっかりとチェックしてから、そっとトイレを出た。

 

 

外には春の気配が漂っていた。

 

 

 

 

 

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その夜、僕はひとりで映画を見ていた。映画鑑賞は僕の数少ない趣味のひとつだ。

タイトルは覚えていない。たぶんフランス映画か何かだったと思う。フランス映画ってのは、何を見ても「人生とは、孤独なものですね」みたいな顔をして終わるから便利だ。見たあとに「うん、僕も同じことを考えていたよ」とか言えば、なんとなく知的な人間になった気分になれる。 

 

隣の部屋では猫が丸くなって眠っていた。もちろん、僕は猫なんて飼っていないのだけれど、時々そういう幻影を見ることがある。たぶん、心のどこかに「猫を飼うべきだった」という後悔がしっかり根を張っているんだろう

 

そんな気分に浸りながら、僕は飲みなれない日本酒をわずかな憧れと共にコップに注ぎ、台所の奥からメザシを取り出した。 パックの端には「焼きたての風味、抜群」と書いてある。なんだか頼もしい。焼きたてかどうかはともかく、「抜群」という言葉には妙な説得力がある。

 

「今夜は渋くいこうじゃないか」

 

そうつぶやきながら、オーブントースターで軽く炙る。パチパチと脂がはじける音。いい感じだ。

問題はその一口目だった。

 

「……ん?」

 

苦い。いや、苦いを通り越して、舌が「人生の苦み」という概念を直接インストールされたような味がする。

まるで、40代で突然フラメンコを始めた独身男性の哀愁のような苦さだ。いや、違うな。これはもっとこう、大学時代にモテると思って買ったアコースティックギターが、結局一曲も弾けないまま部屋のインテリアになっている感じに近い。 あるいは、苦渋の人生をそのまま乾燥させたかのような味だ。パブロ・ピカソが「青の時代」に描いた肖像画をそのまま炭にしたような味と言ってもいい。

とにかく、苦い。

 

「これは…もしかして…」

僕はパッケージの裏を確認した。

 

賞味期限:2024年12月

 

なるほどね。人生というのは、こういう形で不意打ちしてくるものだ。

 

 

でも、僕はすぐに冷静になった。そもそもメザシってのは保存食だ。縄文時代の人間だって食べていたかもしれない。三ヶ月くらいの遅れなら、むしろ「熟成」というべきではないか?

ここで食べるのをやめたら、僕は敗北者だ。メザシに敗北する人生なんて、僕のプライドが許さない。

 

「よし、君と腹を割って話そうじゃないか」

 

僕は再び日本酒を口に含み、メザシを噛んだ。

 

やっぱり苦い。

だが、さっきよりもほんの少しだけマシになった気がする。きっと、メザシの方も「こいつ、覚悟を決めたな」と理解してくれたのだろう。

それにしても、この苦さはもはや哲学的だ。ソクラテスが毒杯をあおった時も、きっとこんな味だったに違いない。

 

僕はもう一口かじった。

「これは…人生の苦みそのものだな」

その瞬間、僕は悟った。もしかして、三ヶ月前のメザシを食べるという行為そのものが、現代社会における一種の抵抗でありアンチテーゼなのではないか?

毎日美味しいものばかり食べていたのでは絶対に理解できない、この深淵な苦み。

「どうだ、私自身よ。君にこの味がわかるか?」

僕はそう呟きながら、もう一本のメザシをかじった。

 

……やっぱり苦い。

いや、正直に言うと、「ちょっと酸っぱい」も混ざってきた。もはや味覚の冒険というより、生命の危機を感じるレベルだ。

 

しかし、僕は止まらない。止まれない。ここで引き下がったら、僕はただの「期限切れメザシに敗北した男」として、歴史に名を刻むことになる。

「いやだ、そんな人生は!」

僕は意を決して、残りのメザシを一気に口に放り込んだ。

 

……その時だった。

遠くから、微かに拍手の音が聞こえた。

振り返ると、隣の部屋でいるはずのない猫が、タキシード姿でスタンディングオベーションをしていた。

 

「お前もなかなかやるじゃないか」

猫はそう言い残し、ふっと消えた。

 

 

映画はエンドロールに入っていた。主演は誰だか知らないが、きっと苦い人生を歩んできた男に違いない。

 

僕は静かにコップを置き、こう呟いた。

「もう、素直にポテチにしておけばよかった…」

 

 

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こんにちは!
いよいよ春本番ですね。そんな中、来週3月17日(月)から始まる「2週間限定Aランチ」のメニューが決まりました。

 

今回の主役は… 「24時間仕込み濃厚ソースのロースかつ」!

 

実はこのメニュー、過去も提供され、大人気を誇った幻のランチなんです。あまりの人気ぶりに「もう一度食べたい!」という声が多く寄せられながらも、長い間封印されてきた一品。
何年もの時を経て、ついに再登場するということで、早くも話題になっています。

 
 

24時間仕込みの「濃厚ソース」に隠された秘密

 

このロースかつの最大の特徴は、24時間かけて丁寧に仕込まれた特製濃厚ソース。

 

ソースのベースには、玉ねぎやニンジン、トマト、リンゴなど10種類以上の野菜と果物をじっくり煮込み、自然な甘みとコクを引き出した自家製ソース。そこに隠し味として赤ワインや数種類のスパイスを加え、さらに一晩寝かせることで、旨味がぎゅっと凝縮されるんです。

 

「とんかつに負けない存在感のあるソースを作りたい」というこだわりから生まれたこの濃厚ソースは、一口食べると、甘み・酸味・スパイスの香りが口いっぱいに広がり、ロースかつの旨味をさらに引き立てるんです。

 

 

数年ぶりの復活に、個人的に喜びの声!?

 

実は私も、前回この「濃厚ソースのロースかつ」を食べた一人。
当時の感動が忘れられず、何度もお店に「もう一度出してほしい」とお願いしてきた一人でもあります(笑)。


あの時、一度きりのつもりでじっくり味わったつもりだったのに、食べ終えた瞬間「もう一度食べたい」と思ってしまった、まさに"魔法のロースかつ"。

 

ロースかつ自体もパワーアップ!

 

もちろん、ロースかつ自体もこだわり抜いています。
使用するのは、選び抜いた豚ロース。衣にはサクサク感が持続する特製生パン粉を使用し、低温でじっくり揚げることで、外はカリッと、中は驚くほど軽く仕上げています。

そして、これに24時間仕込みの濃厚ソースをたっぷりかけていただく瞬間…まさに至福のランチタイムです。

 
 

健康面でも嬉しいポイント

 

「ロースかつ=高カロリー」と思われがちですが、実は豚肉は良質なタンパク質やビタミンB1が豊富で、疲労回復や代謝アップに効果的。
特に今回のように、揚げ油にもこだわり、丁寧に処理することでカロリーカットも実現しています。

また、濃厚ソースに含まれる野菜や果物の栄養素もたっぷり摂取できるので、意外とバランスの良い一皿なんです。

 

 

気になる提供期間は【3/17(月)〜3/30(日)の2週間限定】!

 

過去に逃してしまった方も、当時の味を知るファンの方も、これは絶対に食べ逃せません。
数量限定なので早めの時間帯が狙い目です。

 

何年もの時を経てついに復活した伝説の「濃厚ソースのロースかつ」。
次に食べられるのは何年後かわかりません…

今、この瞬間を逃すのは、きっと一生の後悔になるはず。
ぜひ皆さんも、この"奇跡の2週間"をお見逃しなく!

 

 

 

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昨夜、鹿もも肉の炭火焼を家で作って食べた。シンプルに塩と胡椒だけで味付けし、炭の上でじっくり焼き上げる。鹿肉は脂肪が少なく、火を入れすぎると固くなりがちなので、表面をしっかり焼きつけた後は余熱でじんわりと火を通す。焼き上がった肉を薄く切り、ほんのりピンク色の断面を確認すると、なかなかの仕上がりだった。

 

 

 

 

 

鹿肉といえば、独特のクセがあることで有名だ。いわゆる「臭み」と表現されることもあるが、これは決して悪いものではないと思っている。そもそも、野生の肉というのはすべて独特の風味があるものだ。猪にしろ、熊にしろ、アナグマにしろ、それぞれの肉にはその動物ならではの味があり、これは我々が普段食べ慣れていないからこそ「クセ」として感じるのかもしれない。

 

個人的には、そのクセも含めて「味わい」だと考えている。例えば、チーズのブルーチーズや納豆、鮒寿司などの発酵食品は、独特の香りや風味があり、好きな人にはたまらないが、苦手な人にはまったく受け入れられない。同じように、ジビエもその個性を楽しめるかどうかで評価が分かれるものだろう。

 

 

 

 

 

当店でも以前、鹿肉をはじめとするジビエを使った料理を提供していたことがある。しかし、定期的に安定した品質のジビエを仕入れるのは難しく、また価格も高くなってしまうため、なかなか続けることができなかった。ジビエはどうしても供給の不安定さが課題になりがちで、特に飲食店として提供する場合は、安定した仕入れルートが必要になる。

 

とはいえ、最近は昔に比べるとジビエ全般が手に入れやすくなってきた。適切な処理が施された野生肉が市場に出回るようになり、品質も向上している。ジビエに対する理解も少しずつ広がってきており、以前よりは身近な存在になってきたと言えるかもしれない。

 

 

 

 

 

そう考えると、当店でも再びジビエ料理を提供することを検討してもよいのではないかと思う。もちろん、仕入れの問題やコストの問題はあるが、例えば期間限定メニューとして出してみるのも面白いかもしれない。炭火焼だけでなく、シチューやロースト、スパイスを効かせた煮込み料理など、ジビエの魅力を活かせる調理法はいくらでもある。

 

 

 

 

 

ジビエはまだまだ一般受けするには時間がかかるかもしれないが、だからこそ、その魅力を伝えることができる場が必要なのかもしれない。クセがあるからこそおいしい、そういう食材があってもいい。そんなことを考えながら、昨夜の鹿もも肉の炭火焼を噛みしめた。

 

 

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こんにちは!当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回は、月曜日から2週間限定 で登場するランチメニュー、「熟成味噌で仕上げたサバの田舎煮」 のご紹介です!

 

当店は 「チョットお洒落な大人の居酒屋」 をコンセプトに、和の伝統を大切にしながらも、どこかモダンな雰囲気を感じさせる料理を提供しています。そんな当店だからこそ作れる、「昔懐かしいけれど、ちょっと洗練された味わい」 を目指して、このサバの味噌煮を仕上げました。

 

🐟 サバの旨味を最大限に引き出す「熟成味噌」のチカラ

 

味噌煮といえば、甘めの味付けを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、今回の「サバの田舎煮」は 「熟成味噌」 を使うことで、より深みのあるコクを引き出しています。

熟成味噌は、通常の味噌よりも発酵期間が長いため、旨味成分が豊富で、塩味の角が取れたまろやかな味わいが特徴。サバの脂と相性が抜群で、味噌のコクがじっくり染み込み、上品で奥深い味わいに仕上がっています。

 

さらに、火加減や煮る時間にもこだわり、サバが ふっくらホロホロ になるよう丁寧に仕込みました。口の中でほろりと崩れる柔らかさと、じんわり広がる味噌の風味を、ぜひじっくり味わってみてください!

 

🍽 ランチにぴったり!ご飯が進む一品

 

今回のランチでは、白ご飯との相性を考えて、程よい甘さと深いコクのある味付け に仕上げました。味噌の旨味がしっかり染み込んだサバは、ひと口食べればご飯がどんどん進むこと間違いなし!

また、副菜には旬の野菜を使った小鉢等をご用意し、バランスの取れたランチになるよう工夫しています。食後には、さっぱりとしたお味噌汁 もついて、ほっとひと息つける内容になっています。

 

「忙しい毎日の合間に、ちょっと落ち着いたランチを楽しみたい」
そんな方にぴったりの、栄養満点でほっこりする和モダンなランチ です!

 

 

💡 実はスーパーフード!? サバの健康効果

 

美味しいだけじゃないのが、サバの魅力。実は、栄養価の高いスーパーフード なんです!

 

DHA・EPAが豊富!
サバには、青魚の代表的な栄養素である DHA(ドコサヘキサエン酸) と EPA(エイコサペンタエン酸) がたっぷり。これらの成分は、脳の働きを活性化させたり、血液をサラサラにしたりする効果 があります。つまり、記憶力アップや動脈硬化予防に◎!

 

高たんぱく&低糖質でヘルシー!
ダイエット中でも気にせず食べられるのが、サバのいいところ。高たんぱくなのに、糖質はほぼゼロ。さらに、良質な脂質が含まれているため、筋肉を維持しながら健康的に体を引き締めたい方にピッタリ です!

 

ビタミンB群&ビタミンDで美容と免疫力アップ!
サバには、エネルギー代謝を助けるビタミンB群 や、免疫力を高めるビタミンD も豊富に含まれています。特にビタミンDは、骨の健康にも良いので、美しく年齢を重ねたい大人世代にもオススメ です。

 

 

2週間限定!お見逃しなく!

 

今回の「熟成味噌で仕上げたサバの田舎煮」は、2週間限定のランチメニュー です!

📅 提供期間:3月10日(月)~3月16日(日)
⏰ ランチタイム:11:30~15:00(最終入店 14:15)

 

旬のサバを使った特別なランチを、ぜひこの機会にお楽しみください!
お仕事の合間や、ちょっとした息抜きに、ほっこりする和モダンなランチをどうぞ✨

皆さまのご来店を心よりお待ちしております!😊

 

 

📍 店舗情報・ご予約はこちら ▶ 

 

 

 

 

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当店はオープンして15年以上になります。開店から1年で半数以上が閉店すると言われる飲食業界で、これはなかなか珍しいことかもしれません。長く続けられていること自体が、お客様に評価されている証だと自負しています。

飲食店を長くやっていると、様々な口コミをいただきます。嬉しいものもあれば、ちょっと困ったものも。基本的にはお客様の率直なご意見として、ありがたく拝見しております。

 

しかし、星1の口コミというのは、なかなかに個性的です。そして実は、誰が書いたのかだいたいお店の人は分かってしまいます。

 

 

 

 

 

なぜかというと、たまに「ちょっと個性的な人」が来て、何かしら不思議なトラブルを起こして帰った直後に星1の口コミが入るからです。

内容のない星だけの評価、あるいは非常に短く具体性のないコメント。こういうのが入ると、「あぁ、あの時のあの人か」と、店側はすぐに察しがつくのです。

 

 

 

 

 

実際に今まであった「ちょっと不思議なトラブル」の例を挙げてみましょう。

 

● 「ここはうどん屋だっただろう! うどんを出せ! それができないならランチをうどんと同じ200円で食べさせろ!」と、強引な交渉を試みたおじいさん。どこで当店をうどん屋と誤認したのかは不明ですが、当店は開業以来、一度も「うどん屋」だったことはありません。

● 置き配禁止の当店で、玄関前に荷物を置き、その後「宅配ボックスに入れた」と言い張る配達のアルバイト。トラブルの末、荷物は結局見つかりましたが、なぜかその腹いせ(?)に星1をつけられるという謎の展開。

● 店内で女性に振られ、「スタッフの制服のせいだ!」とクレームを入れてきたお兄さん。制服のデザインがどのように失恋に影響したのか、いまだに謎のままです。

● 「私が普段行っているファミレスと値段が違う!高すぎる!」と主張した女性。価格帯が違うのは当然なのですが、その衝撃が強かったのか、しばらくの間、スタッフの間では「ファミレスの女性」として話題沸騰!

「アメリカでは日本と値段が違うといって怒るのか?」「その時は英語で怒るのか?」「セブンイレブンではローソンと値段が違うと怒るのか?」「いつもと違うファミレスに行ったときなんか大激怒じゃない?」などと話題は広がり、スタッフの間でしばらく盛り上がりました。

 

他にも「お皿が気に入らない」「自分の家と味付けが違う」「メニューにないものを頼んだら断られた」など、感情的で自己中心的なクレームは実は数え切れません。

 

 

 

 

 

こういった方々の口コミは、ほとんど、星を付けるだけで中身がありません。稀にあっても具体的な指摘はほとんどなく、ごく短文です。中には感情的な「もう二度と行かない!」と強い口調で書かれているものもありますが、実のところ、そういったお客様は当店の雰囲気やコンセプトとは合わなかったのかもしれません。

 

飲食店も人間関係と同じで、相性の合わない人とは何も言わず、そっと距離を置くのが一番穏やかで自然な形だと思っています。無理にぶつかり合うよりも、お互いに気持ちよく過ごせる場所を見つけるほうが、ずっと健全ですよね。喧嘩別れのような形になるのは、どちらにとっても悲しいことですから。

 

 

 

 

 

さらに、そういった方の他の飲食店やサービス業に対する口コミを見てみると、似たようなことを書いていることが多いです。「どこへ行っても不満ばかり」「誰かに八つ当たりしたいだけ」「感情的にあら探しばかりしている」といった人となりが見えてくることもあり、正直に言うと・・・ちょっと悲しくなります。

 

 

 

 

 

もちろん、当店にも至らない点は数多くあるかもしれません。真実であり、改善すべき点についてのご指摘は、貴重なご意見として真摯に受け止め、本当に大切にしています。貴重なご意見を基にサービスや味付け、提供方法等を変えさせていただいたことも、当店の長い歴史の中で数多くあります。

 

しかし、感情的で曖昧なクレームを基にした口コミが、果たしてどれほど信頼できるのか・・・それは皆さんの目で判断していただければと思います。

 

 

 

 

 

とはいえ、世の中には色々な人がいます。飲食店は様々なお客様と出会う場所でもあります。嬉しいこともあれば、不思議な出来事もある。でも、そんな経験もまた、店を長く続けるうえでの一つの醍醐味なのかもしれません。

 

 

そんなわけで、これからも誠実に、美味しい料理と心地よい空間を提供していきます。もしよろしければ、ぜひご自身の目と舌で確かめにいらしてくださいね。

 

そして改善すべき点があったら是非教えてください。また期待以上にご満足いただけるところがあったら、それもまた是非教えてください。恥ずかしながら何年たっても「褒められて伸びるタイプ」の当店なのです。

 

 

 

 

 

 

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 フレンチフライは、いつだって過不足のない食べ物だった。ハンバーガーショップで、酒場で、あるいは駅前のコンビニで。僕がそれを欲するとき、フレンチフライはそこにあり、何も問わずにただ揚げたての黄金色のままで僕を迎え入れてくれた。

 

 

 

 

 

 僕が最後に彼女とフレンチフライを食べたのは、たしか雨の降る日だったと思う。東京で暮らしていた頃の話だ。どこかのカフェの窓際の席に座って、僕たちはおそらく長い沈黙のあと、適当に注文した。彼女はカプチーノと、フレンチフライを頼んだ。僕はブラックコーヒー。特にお腹は空いていなかったけれど、彼女が「一人で食べきれないかも」と言ったので、それを手伝うことにした。

 

 

 

 

 

 細くてカリカリに揚がったタイプのフレンチフライだった。紙の袋からこぼれるそれを、彼女は一つずつ指先でつまんで、ケチャップをほんの少しだけつけて口に運んだ。僕も何本か取って食べたが、味はよく覚えていない。ただ、何となくそのときに感じたことは覚えている。彼女は僕に何かを伝えようとしていた。そして、僕もそれを感じ取っていた。けれど、僕たちは何も言わなかった。

 

 

 

 

 

 フレンチフライの熱がゆっくりと冷めていくのを、僕たちは黙って見つめていた。テーブルの上には、半分ほど残ったカプチーノと、冷めたブラックコーヒー。そして、ほとんど減っていないケチャップの小さな器があった。

 

 

 

 

 

 彼女が最後に言ったのは、「そろそろ行こうか」だった。外に出ると、雨のにおいがふんわりと漂い、その中にほんのかすかに春の気配を感じた。冬の終わりと春の始まりの境目。そんな、どこにも属さない曖昧な季節が、僕たちの関係と重なるように思えた。僕たちは立ち上がり、コートのポケットに手を突っ込みながら店を出た。雨はまだ降り続いていた。彼女は傘を開き、僕もそれに入れてもらうような素振りを見せたが、結局、自分のポケットに両手を突っ込んだまま歩いた。

 

 

 

 

 

 その後、僕たちは別れた。特に劇的な理由があったわけじゃない。ただ、何となくそうなるべくしてそうなった。フレンチフライが冷めるように、僕たちの関係もゆっくりと冷めていったのだろう。

 

 

 

 

 

 今でも、時々フレンチフライを食べる。ファストフード店で、あるいはバーで、あるいは気まぐれにスーパーの冷凍食品コーナーで。それから、僕が働いている店でも。そこでは、少し太めで、ホクホクとしたフレンチフライだ。我ながら塩加減が絶妙で、どこか安心できる味だ。でも、それを食べるたびに、あの日のことを思い出す。窓の外に降る雨の音、冷めていくカプチーノ、彼女の指先についたわずかなケチャップ。

 

 

 

 

 

 そして、僕はふと考える。もしあのとき、もう少しだけ僕が何かを言えていたら、何かが変わっていただろうか。もう一本だけフレンチフライをつまんで、「これ、美味しいね」と言えていたら、何かが違っていただろうか。

 

 答えはわからない。でも、きっとフレンチフライは変わらずそこにあったはずだ。熱々のままで、僕たちの沈黙を埋めるように。もしかしたら、それはまだ僕たちをつないでいたかもしれない。未来は変わっていたのかもしれない。フレンチフライは変わらなかった。ただ、僕たちが少し変わってしまっただけだったのだろう。

 

 

 

 

 

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