う〜ん、
面白かった。
隆 慶一郎さんの「死ぬことと見つけたり」
「葉隠」で有名な鍋島藩の武士の痛快劇である。
この小説は日経新聞のおすすめ時代小説で掲載されてて知った。
鍋島藩の武士は別名「死人」というらしい。
どういうことかというと、
毎朝起きるごと、寝床で何度も自分が死ぬシーンを想像するのである。
起きる前からたっぷり死んでいるので、
「死」が怖くない。らしい。
だって起きる前から死んでるからである。
現代人にもう、全くわからないロジックであるが、
1人の命の重たい(時と国によってはとても軽いこともあるが)今においては、キチガイのようであるが
生まれてからずっと「死人」の教育を受けてたら、それが当たり前になるのであろう。
生きていくことはまさしく、「死」の場を探すことに他ならないからだ。
自分が支える殿が死ねば「追腹」するって、
「馬鹿なの?」って感じであるが、
当時の武士が皆そう思ってる時生まれれば、当たり前のことなのだろう。
中東ではいまだにジハードとかあるけど、
もしかしたら、「悲しいい行為」では、
ないのだろうか。
ほんと、わからない。
と、いうこともあり、あまりの今とは感覚が違うので、
とても最近、時代小説が、面白い。
現実には体験したくないが、こんなパラレルワールドを体験できるのが、小説の楽しさだ。
ちなみにこの小説は
作者が急に亡くなってしまった為、
最終章がない。
でも、この小説の主人公の三人の武士は
とても魅力的だ。
めちゃ。かっこいいのだ。
評点90
