考えない

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両親は両行へ出掛け、祖母は仕事をしているこちらの都合に合わせて介護施設で暫くの間は過ごしてもらうことになり、2階建ての一軒家は居住の場を多く持て余す。

「こんなに広かったかな」という程の家屋では無いが、一人の人間だけで寝床は二階、食事は一階、便所は一階で風呂は二階と使い分けていると、上へ下にと行き来するだけで「老後はリフォームでもして終の住処は平屋だな」と思う。

 

普段は怠け者につき、食事の一切を母が作る。パラサイトシングルの言葉が嫌いで北千住に一人住まいをしていた頃の家事全般の殆どを放棄して、たまに祖母が左半身不随につき、転倒をした時に起こしてやる、腰を痛めている母の代わりに簡単な床掃除をする程度の家事というには横着者の素行であり、その様な者であるからこそ早く伴侶を見付けて欲しいと、両親は切に願っているが、願いの一つまみだけ頭の隅に置いて申し訳ない気はするが、改める気は無い、無責任のまま暮らしている。

 

一週間程の一人暮らしに、両親と自分自身においても「どうせレトルト食品を食べて、より自堕落な生活を送り、旅行から帰るころにはごみ袋いっぱいに空容器を詰めてそこいらへ放置するものだろう」と見越していた。

しかし、ここ最近は腰痛持ちの母親の調理は、冷凍食品のものばかりで調理されているものは、ご飯と味噌汁くらいのものだったので、これは良い機会だと、たまには調理をしてやるかと仕事帰りに近くのスーパーマーケットへ立ち寄ってみることにした。

 

暫く自炊をしておらず、そして、暫く買い物へ出掛ける機会は無く、久し振りに店へ入ると時遇だから感じる新鮮な気持ちよりも、入口の自動扉を通り抜けて直ぐ、青果物の売り場へ入るや葉物野菜の値段がべらぼうに高く、まさか異常気象の煽りというものをこんな片田舎の店屋で感じ取ろうとは、レタスが高い、キャベツが高い、テレビのニュースでは農家直売の野菜が安価で、レタスやキャベツを朝一番に並べている手前からお目当てを見付けたハイエナの様に、買い物客が次々と現れては買い漁っていく姿が映されていたことを思い出す。

 

卵のMサイズが10個入り一パック200円、キャベツの半割が卵一パックの値段を超えるなんて、これはとても手が届かない。地元野菜である小松菜と、あまり値崩れを見たことのないエリンギを買い物かごへ入れて、そそくさと青果売り場を後にした。

 

つづく