朝日 | ーとんとん機音日記ー

ーとんとん機音日記ー

山間部の限界集落に移り住んで、
“養蚕・糸とり・機織り”

手織りの草木染め紬を織っている・・・。
染織作家の"機織り工房"の日記



ーとんとん機音日記ー-ASAHI-001


きょう、早起きしたら、
ちょうど、朝日が山を越えてやってくる時だった。

山の朝は頂上あたりの立ち木をひかりで鮮やかに染めてから、
だんだんに谷間の集落まで降りてきます。

山里では、朝は山からやってくる。

朝のひかりが彩りをつれて、
谷底の川まで降りてきた頃、
冷えた空気も目覚めて、
すこしづつ暖かくなってきます。


これからは、時節がうつろうにつれて、
ひかりの彩が、表情をかえてゆき、
その時々に、目を楽しませてくれるでしょう。

三月から、想像を超えたいろんなことが続いたけれど、
きょうの、うつくしい彩りの朝が、甦る兆しであればいいなと思います。