櫻 | ーとんとん機音日記ー

ーとんとん機音日記ー

山間部の限界集落に移り住んで、
“養蚕・糸とり・機織り”

手織りの草木染め紬を織っている・・・。
染織作家の"機織り工房"の日記


ーとんとん機音日記ー-櫻‐01

工房から、車で15分ほど山を下っていったあたり、
つまり、JR伊勢奥津駅の辺りでは、もう櫻が咲いています。
このあたりと、工房のあたりでは、はっきり体感できるくらい温度差がありますが、
きのうは、一日雨模様の曇り空で肌寒かったから、良かったのですが、
うちのほうでも、すぐさま気温が上がってくるでしょうから、
桑苗が芽吹くまでに、植え付けを終えたいところです。

「さぁ、急げ。」と気が急くのですが、
思うように作業がはかどりません。

念のために、結局「鹿避けの柵」の記事で書いた支柱全体を、クレオソート油で塗布しました。
そして、その支柱を建てるための30~40cmほどの深さの穴を掘って、そこに打ち込んだ上で埋め込みます。

ーとんとん機音日記ー-kuwaenn-01


上の写真の左側に、グリーン色のネットが見えると思いますが、
そのネットで囲ったところには、今、苗を仮に埋けこんで置いています。
つまり、畑全体を、このようにネットで囲ってしまうのです。

そして、鹿などの野生動物の強い力でも倒されないように、
支柱は、しっかりとしたものにしなければなりません。
だから、2m間隔で太い柱を立て、その間に細めの柱を立てるという方法を採ります。

だいたい立てる位置が決まったら、先ほど言った深さの穴を、
地面に穿ってゆきます。

ーとんとん機音日記ー-kuwaenn-02


きのうの段階で、ここまでの準備が済みました。

きょう、朝から晴れていたら、
支柱を運び込んで、全部立ててしまいたいところですが、
さて、どこまで一日でできるでしょうか。?


「がんばれ日本、がんばれ東北、かんばれ、わたし。」

「そして、原発に負けずに、甦れ、福島の養蚕。」