最近読書をする時間が多く取れるようになったので
本を読みまくっています
それで
先日 アリーセリンジャーさんのことを書いた本を買って読んだんです
吉井妙子さんが書いた本です
バレーボールが好きな人ならご存知の方も多いと思いますが
アリーセリンジャーさんというのは
Vプレミアリーグ 東北パイオニアの前監督で
アメリカ女子 オランダ男子のチームで
オリンピックでも銀メダルを獲得されている方です
名将として有名で
これまで日本バレーが貫いてきた根性論を覆し
何度も日本のリーグで優勝した監督なんです
セリンジャーさんのことをそんなに知らない自分ですら
パイオニアでベテランの選手たちが
ことごとく力を発揮している様は
すごさを本能で感じられる そんな人です
この本は
そんなセリンジャーさんの人となりを書いた本です
特にバレーボールについての本ではありませんでした
しかし 読んでいるうちにその内容に
ぐっと心をつかまれ
何かに取りつかれたように一気に読んでしまいました
内容など軽々しく言えない感じの本です
でもこの本の存在をどうしてもどこかに残したくて
ここに書くことにしました
この本を読んでやはり自分としては
やっぱり日本の学校教育に疑問を感じました
歴史の勉強についてです
我々は古代から近代へと勉強をしていきますが
一番大切な近代史をほとんど知らずに勉強を終えているということです
セリンジャーさんが生きた近代の歴史を
日本人は本当に知っているのだろうかと恥ずかしくなりました
それもこれも
受験本位な学校教育のたまものです
歴史の勉強が現代に差し掛かる頃
学生たちは受験勉強に精を出し
理解することなく学校生活を終えています
自分だけかもしれませんが
『今』を生きるために 最も重要なのは
古墳うんぬんより明治・昭和というとても近い歴史なんではないかと
強く思っています
その思いをとても強くさせる一冊でした
<今日の独り言>
時間は人の心を癒してくれる
痛みも傷跡も風化させてくれる
それでも
その痛みは絶対に消えることなどない
ふとした瞬間に
よみがえる記憶は
一瞬でその場所に戻してしまう