はじめに
私は、某地方銀行に13年半勤務し、その後、財務系のコンサルティング会社に5年間勤めて参りました。
銀行員時代は大企業から中小企業に数千件の融資実行を行うと共に業績不芳先の債権管理などを行い、コンサルタントとしては、金融機関と企業との間に立つ通訳的な位置付けとして、経営革新計画や再生計画の策定、資金調達支援やリスケ対応など、常時十数件のクライアントの支援を行っています。
これまでの取引先には、創業後数年で上場を果たすなど急激に成長した会社から、逆に業績が悪化し最終的に民事再生や破産を申請するに至った先などがあり、私自身も企業の浮き沈み、そしてその間の経営者・従業員の行動や変化などをつぶさに見てきました。
2015年7月末時点において、大手企業の業績は全般的に好調に推移していますが、中小企業においては円安等に起因する原材料高騰や人件費上昇などにより、依然多くの先が回復道半ばであるというのが実態です。こうした背景において、中小企業にとっての間接金融を担う金融機関の環境も大きく変わりつつあります。
本ブログでは、これまでの私の経験を踏まえ、また中小企業診断士の見地から、中小企業が「金融機関との取引を円滑に進めるため方法」や、知っておくと便利な知識・ノウハウ、金融行政などについて幅広くご紹介したいと思います。また、時には金融機関の職員向けに、中小企業のこういう点を見た方が良いなどのアドバイスも記載する予定です。
中小企業融資の現場から、色々な視点でお届けする予定ですので、中小企業の経営者、財務担当の方々のみならず、金融機関の役職員や、士業関係者、金融機関への就職を志望する学生などにも読んでいただきますと幸甚です。
ご意見やご感想、そして知りたい項目などがありましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい。