- アーティスト: ウィーザー
- タイトル: メイク・ビリーヴ
WEEZERの新しいアルバムを聴きました。
アルバムの1曲目であり、先行シングルにもなっている「Beverly Hills」を前もって聴いた時に思ったことは「えーっ、この曲は正直あんまりパッとしないな」という感じ。いくら好きなアーティストでもたまにそういう のはあります。「これが1発目のシングルになるってことは、今回のアルバムは・・・・」と少しの不安と、「いやウィーザーなら必ずやまた私をうならせてく れるはず!」という信頼感で発売日まで大人しく待ちました。
結論から言うと、ウフフ、やっぱりWEEZERは今回もやってくれたよん♪例の1曲目は一応まだしばらくは寝かせておいて(笑)、2曲目からジワ~ってき て、3曲で「これは!」って思った。結構ベタなメロディなんだけど、でもそのメロディが完全に引き金になって、あとはもう自然にウィーザーワールドには まっていった感じ。
今回何がそんなにいいかって、まず基本中の基本のメロディが良い。そしてこれはリック・ルービンのプロデュース効果なのでしょうね、アルバムの音がバラン スよく太く厚い。今までのウィーザーでは見られない新鮮なアレンジもあるし、各パートがうまく均衡をとりながら揃ってなんか前にグッと出てる感じ。前作ア ルバムの『マラドワラ』の音は確かに音のへヴィさが感じられてそれも新鮮だったけど、今回の音はへヴィというより、じっくり心に響いてくる感じがある。何より ウィーザーの象徴であるリヴァースの歌がまたすごいマジックを生み出していて、絶大な哀愁というか切なさを醸し出していると思う。
私はリック・ルービンのプロデュースでウィーザーの音がどうなるのかすごく楽しみだったの。彼はレッチリの『ブラッド・シュガー・セックス・マジッ ク』からの全てのアルバムを手がけてるし、レイジ・アゲインスト・ザ・マシンも彼のプロデュースだった。その手腕には文句なし。
これまでのウィーザーにはメジャーなのになんだかインディ臭さがあって、多分それは良い意味で魅力につながってたと思う。メンバー達もそう言って た。今作はそのウィーザーが遂に思い切りメジャー側に踏み出した作品といえるのだろう。
正直な話、一通り聴いた段階では、私は過去のちょっとマイナー感の漂う作品たちの方が好きだと思った。でも冷静に2巡目を聴いた時、このアルバムはやっぱ り好きだと思った。3巡目からはもうウィーザーのメンバー達とリック・ルービンに感謝した。これはほんとにステキないいアルバムを作ってくれたと。そんな経緯を経ての感想です。
ちなみに一巡目で一番印象的だったのは、国内盤のボーナストラックで入っている、「バタフライ」「アイランド・イン・ザ・サン」「バンデット・ジャム」の ライヴ・テイク。あれには密かにそして必然的にテンションが上がったね。一緒に歌いたくなった(笑)。どれもこれまでのウィーザーの曲の良さを文句無くし みじみ感じさせてくれる、感慨深いものがあります。
posted by bunny17