
自分が好きでも、やたらスゴイスゴイと世間で騒がれるてるものとは何故かかえって距離を置きたくなる、厄介な性格のbunny17です。
世間でのMARS VOLTAへの関心が結構すごいことになってきたんで、本来は2ndアルバムが出たばかりのこの時期に書きたくないところなのですが、それでも今日は 1st,2ndと改めて通して聴きながらものすごく自分が揺さぶられてるので、百歩譲って(笑)書きます。
写真は1stアルバムの『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』です。
マーズヴォールタといえば、、彼らの前身バンドとされるAT THE DRIVE IN(略してATDI)は、すごく評価が高く気になったので過去に聴いたけど、個人的には自分の知識としてたしなむ程度で終わってしまった。サウンドの質にスゴイものがあるな~と感心したけど、私にとっての《絶対的存在》、このバンドじゃなきゃダメだ!にはならなかったのだ。
そのATDIのメンバーの二人(通称:アフロ組み)がマーズヴォルタなるバンドを結成し、初めてのアルバムをリリースすると知ったとき、私の興味をもっとも引いたのは、レッチリのフリーとジョンが絡んでいるという事実だった。音楽活動でもプライヴェートでも親交があり、マーズヴォルタのアルバムに参加もするというのだ。聴かないわけにはいかない!!!
『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』が店頭に出た当日に速攻で買って、家に帰るのも待てずにすぐCDウォークマンに入れて、ヘッドフォンで聴きはじめた。
感想は・・・仕事で疲れた体には辛かった(笑)。とにかく過剰すぎる!!ヴォーカルの声が神経に障る!!フリーの存在を、そしてジョンの影を感じる為だけに、まる一枚堪えながら聴いた(笑)それが私のとても率直な感想。
えーっ、じゃあ、気に入らなかったんじゃないの?・・・、それがそうでもなかったと言える最大の理由は、オマー・ロドリゲスというギタリストの凄さに気づいてしまったことだろう。素人の自分には技術的なことはよく分からないけど、良い意味で狂ってると言えそうなギタリスト。なるほど、ジョンとフリーが認めるのが分かるなあと思った。そして、このアルバムにおけるベース・パートは全てフリーの演奏なのだそうだが、さすがに彼の演奏のテンションがただごとじゃない。これはフリーのファンじゃなくても、何か感じるものがあるはず。やっぱ私のもっともリスペクトするベーシスト、フリーことマイケル・バルザリーはスゴイや!
で、このアルバムとは、自分の精神状態を見計らいながら格闘してみたのであった。場合によっては精神的に息切れする感覚を覚えて(笑)途中で棄権することもあった。でも嫌いではない。時々チャレンジしてみたくなるのである。では何がひっかかっているのかというと、それは間違いなくただ一つ、ヴォーカルの声が好みじゃないんだな。ATDIを聴いた時にも残念に思ったのはやはりそのVo.であるセドリック氏の声だった。
私は普段の暮らしの中でも、人の声の好き嫌いが少々激しい。耳に入る声は明らかに自分の気分を左右する。だから音楽に関してヴォーカル部分は最も重視すると言ってもあながち嘘じゃない。声はまさしく楽器そのもの、歌い手はその演奏者に他ならないと常々思っている。現にこれまでこのブログで書いてきたアーティスト達は、どれもそのヴォーカルに対して絶大な憧れと愛着を持っているし、今後も自分がお気に入りとして書くアーティストは、必ず声に対しての良い印象を持っているはずだ。
だから、このマーズヴォルタだけが例外となると思う。とにかく唯一その声が好きではないと思いながら、それでもこのバンドは好きだと言えるアーティストだから。
私にとってのマーズは楽器組の演奏部分が何よりも命。それに浸りたくて何度も聴いているうちに、ヴォーカル部分に次第に【慣れた】。これは私の中ではほんとに驚くべきことだ。なにしろマーズヴォルタのヴォーカルはセドリック氏だから素晴らしいと思えるようになったのだから!うん、確かに彼はスゴイ!
聴かずにはいられなくなる、まるでキチガイのような、恐るべきオマー達のあの演奏がなければ、私がセドリックのヴォーカルを賞賛しようと思うことはなかっただろうな。でも何はともあれ、結果オーライということで。めでたし、めでたし。
posted by bunny17