今日改めてストロークスとは妙な出会い方をしたなと思った。
私が今現在、大好きと言い続けているバンドたちは、もともとはそのほとんどがうちの相方のセレクトしていたものからもたらされている。結果的には、私のほうが熱狂的になってしまうのがお決まりのパターンになったが。
その相方がこの『IS THIS IT』のCD+DVDの二枚組み輸入盤を、発売されて間もない頃に買ったのだったと思うけど、当時私はまだこういう少々シャレた感じのするバンドに関心を持っていなかった。「STROKES」という名前は目にしていたけど。
ある時、相方がそのDVDを見せてくれたのである。「これ見たら嬉しいんじゃない?」って感じだったんじゃないかな。 アルバムの5曲目「SOMEDAY」のプロモ映像だった。それを見た私の目が捉えたものは・・・、なんとストロークスのメンバー達ではありません。
ガンズアンドローゼズのオリジナルメンバーのスラッシュとダフ!!!そして、これはちょっと確信が持てないんだけどガンズにも在籍し、現在はスラッシュ、ダフとともにVELVET REVOLVERで活躍中のドラマー、マット・ソーラムもいると思われる!
当然ですが、私は激しく喜んだ。で、そのPVを何度も何度も繰り返し見て、そして少し落ち着きを取り戻した頃、ようやく、その周囲のものの存在に注目したのだった(正確にはスラッシュやダフたちの方が周囲のものであって、このPVはあくまでストロークスのメンバーがメインです)
映像のバックで流れている「SOMEDAY」、その曲自体が良かったから、何度も見たくなったのだということにもようやく気がついた(遅っ!)
メンバーも一見して何だかすてきなコ達だ。高度なセンスを持っていると思われる。ただの悪ガキっていうよりも、どこかしら《品》がある。後日バンドやメンバーの背景を知って、自分の感じたものはあながち間違いじゃなさそうな様子だった。やっぱり滲み出るものなのだなと思った。品があるけど良い子ってわけでもなさそう。そういうのは嫌いじゃないのだ。
もう一つこのPVで笑えるのは昔「クイズ100人にききました」っていうのがあったけど、そのアメリカ版(あれ?アメリカと日本どっちがオリジナルなの?)をやってるのだ。バンド対決でSTROKES VS GUIDED BY VOICESというのが面白い。
結果的にはそんなとこからアルバムを聴きだしたのだけど、ずっと昔の自分なら絶対聴かなかった、というか聴けなかったと思う。なぜなら過去、自分は他人から『メタルちゃん』と呼ばれてたひとである(爆)今ではもう手に取ることが無くなったが、当時、ハード&メタルなものにしか触手は動かなかった。過激で、グロテスクで、怖いジャケのものが大好きで、とにかくカッコイイ音楽というのは、そういうものを指すのだと当たり前のように考えていた。ガンズアンドローゼズに当たるまで手当たり次第な状態は続いて、そこから音楽的嗜好の二転三転な変遷を経験するのだが、その段階を経ないとストロークスみたいな音に向かう感覚は持っていなかったと思うのだ。
ストロークス・・・サウンドは淡々としている。そこに絡むジュリアンのあまり表情のないちょっとハスキーなヴォーカルが、聴き進むにつれてだんだんと熱を帯びていくんだよね。聴いててなんてクールなんだろうと思う。ハイ、ここがサビですって感じはない。逆にそれはとてもレベルが高いことなんだろうな。だってずーっと聴きどこなわけだもの。それでも聴いていて疲れたりダルイと感じないのは、それこそまさしく、計算された高度なアレンジがされているということに違いない。だから一枚まるごとが押し付けがましくなく、でもとても刺激的に聴ける。
今日は休日で、久々にこのアルバムとそのDVDをを堪能してしまった。
posted by bunny17