個人的な外野から、「あのバンドについてはもう書かないの?」と言われまして、今日こそは書くぞ!と決心を固めました。色々な想いがありすぎてなかなか書けないというのが正直なところなんですが。

レッドホットチリペッパーズの8thアルバム『BY THE WAY』でいきます!

このアルバムがリリースされたちょうどその時、私は足を骨折してて外に出られないでいて、いち早く買った相方が、電話でまず聴かせてくれたのでした。私はもともとラジオを聴く習慣のない人間で、今でこそ我が家でもMTVが見られる状況になり、リリース前から新曲を聴いたりすることもあるようになったけれど、このアルバムについては、その時の電話で聴かせてもらったのが完全な初聴きでした。

1曲目の「BY THE WAY」でもう絶句しましたね。受話器をメチャクチャ強く耳に押し当てながら、ワクワク・ゾクゾクが止まらなかった!何と表現したらいいのかな・・・とにかく全てを持っていかれました(笑)そして嬉しくてしかたなかった。

絶対自分で買いに行きたかったので、それからの数日間は「行」をおこなってるような気持ちで過ごしました。じっと我慢でした。でもあの電話越しに聴いたものすごくハイパーな衝動が忘れられず、本当は動いてはいけなかったのだけど、ついに車を運転してショップに行くことを決意したのでした。

行きつけのCDショップのまずは試聴機にかじりつき、聴きながら私はこのアルバムのあまりの素晴らしさに人目も気にせず涙ぐんでしまいました。

たった一言で表現するなら《美しいレッチリ》だと思いました。メンバーの《愛》を感じずにはいられなかった。まさに彼らの言う《LOVE& UNITY》、あの4人にしか作り得ないアルバムでした。想像を超えてたんだと思います。正直ちょっとしたパニックに陥ってしまい、骨折した足で何故か店内を右往左往するという突飛な行動をしてしまってました(笑)後で振り返るとおかしな話なんですが、そのときはCDを買ってすぐ直帰できるような心境ではなかったのです。

メンバー達がこのアルバムを「VERY JOHN!」と表現しているように、間違いなくギタリストのジョンがいなかったら作りえなかった作風です。レッチリはこの域に来てしまったんだ!的な、メロディ、コーラスワーク、アレンジで、ジョンのカラーが出まくってます。

ただ《昔のような荒さが無くなった》と捉える方も多いようですね。私もそれは一理あると思います。個人的には深い心の機微を感じて、表面的ではない感情の激しさが見えるアルバムという印象をもっています。彼ら特有の[肉体的]といわれるものとはちょっと違う、心のエネルギーを感じるのです。でもそれは決してマイナーなものではなく、この人たちが音楽として表現するととてもテンション高いヴァイブレーションとして伝わってきます。そしてそれは多分、聴く者に与える無条件の[幸福感]を伴っているものだと思っています。

4曲目に収録されてる「DOSED」という曲は本当に美しい曲です。私にとってはアンソニーとジョンのヴォーカルの掛け合いが胸に突き刺さります。しかし未だにどこのライヴでもやったという話が出ません。これをいつか見れるときがあるのかなあと、聴きながらいつも思いを巡らせるのです。

7曲目の「CAN'T STOP」はPVも含めてとにかく最高にクールだと思ってます!

本来レッチリのサウンドはこんなに言葉でダラダラ書くようなものではありませんね。極端な話、とにかく聴こえるものの全てを体まるごと全部で受け止めればそれでOKな感じ、と言ってもいいほど。

ただ、あえて言うならこの『BY THE WAY』というアルバムは、本当に心まで開いて聴いた時にようやく見えてくるものがあるかもしれません。

posted by bunny17