東京オリンピック、
最初は、なぜこんなコロナ禍で危険を冒してまで
開催しなければならないのかと疑問でしたが、
カナダの女子サッカーチームが勝利した瞬間を見た時は、感動しました。
キャプテンの38歳のChristine Sinclairは
東京オリンピックが4度目のオリンピック出場でした。
これまでの成績は
北京2008年 8位
ロンドン2012年 銅メダル
リオ2016年 銅メダル
20年かけてついに金メダルを手にすることができて本当に良かった。
私は感激して泣いていましたが、本人はさばさばで、
インタビューでもあまり色には執着していない様子で、
ただただ喜び爆発という感じでした。
ひたむきで、素朴そうな感じがまた魅力的です。
左が優勝が決まった後のChristine Sinclair。
でも。
閉会式が
あまりにも
ショッキングでした。
今日、カナダのテレビで何度も閉会式の見どころを流していましたが、
映されるのは、ほとんど光の群れがオリンピックのシンボルマークになるところばかり。
アナウンサーが繰り返し言うのは、
「パンデミックのために小さな閉会式でした」。
一体どんな閉会式だったのかと思って、動画を見ましたが、
コメンテーターたちは、なんといっていいのかわからないのか、
ほんのわずかしかコメントできずにいました。
それほど、よく分からなく、日本らしさがない式。
わずかなコメント:
「パーティーが始まったみたいですね。
選手にはパーティーが必要です。
みんな東京を散策したり、楽しんだりできなかったからね。」
スカパラの演奏が始まると、
「ジャマイカ風ですね。」
「ボランティアは良くしてくれました。
いつも笑顔で、応援して、一生懸命で、安全を心掛けてくれました。」
大太鼓についてはコメントなし。
盆踊りの後は、生き生きと話していました。
「私も子供の時に、祖父母に会うと彼らの家の地下室で踊っていたのを思い出します。」
「日本には47都道府県あって、それぞれが独自の文化を持っているそうです。
カフェ、酒それぞれ違うそうですよ」
「踊りの周りの人が持っているのは日本のランタンです。
伝統祭りで、人々を偲ぶときに使われるそうです。」
スピーチが始まりそうになると、また生き生きと話だし、
オペラが始まったら絶句。
先住民を学んでいる私が注目したのは、
日本中の踊りの最初にアイヌ文化を持ってきたことでした。
アイヌの踊りの映像が美しかった。
(これは、カナダの番組の物ではなく、オリンピックの一部ですよね?)
典型的な日本とは違う、でも外国にはない先住民の独自の文化。
日本では多くの場合見逃され、
世界では保護の運動が活発になっている先住民の文化を取り入れたことは、
世界的で、すばらしいと思いました。
でも、
「アイヌ伝統の踊り」と紹介されただけで、
先住民との説明があったわけではなく、
これでは世界の人々が気づくすべはない。
なんのメッセージもない。
演出者は、どれほどアイヌを先住民と認識していたのかわかりません。
どこまでも残念です。
一体どうしたのでしょう?
なぜ、スカパラにオペラ?
日本の楽器は和太古だけ?
盆踊りが世界に誇る伝統芸能?
素敵な庶民の踊りだけど、もっと威厳のある、誇れる文化があるのに。
近代的な技術もあるのに。
太鼓だけなら、このコマーシャルのほうが、
ずっと日本の美しさが出ていて、コンセプトもわかる。
開会式には歌舞伎役者が演技したのに、
なぜ音楽は、ジャズ? イマジン? ボレロ? タップダンス?
アフリカや中東、アジアの人たちは、これをどう見たでしょうか?
あまりにもコンセプトが分からなくて、
多様性とか、Worldsとかは、感じられなかった。
全く文化の織り交ぜには見えませんでした。
私が思う、この開会式と閉会式で世界にアピールできたのは、
「長い歴史に育まれた美しい伝統と、最新近代技術が見事に共存しているはずの、
でも西洋、特にアメリカにかぶれてしまっている残念な国、日本」
日本にとって、Worldsとはヨーロッパと北米しかなく、他は眼中にないとアピールしたと思います。
ところで、
開会式は、カナダの先住民の言語、クリー語のラジオ局が、クリー語で放送しました。
もう、クリー語しか分からない人はいないのですが、
大切な文化の一つとして言語を必死に残そうとしています。
開会式前のインタビューでクリー語アナウンサーは、
「地球の裏側で何が起こっているかを知るのが楽しみ。」
と言っていました。
でも、閉会式は情報が見つからず、クリー語で放送したかどうかわかりません。
やめてしまったかもしれません。
開会式で、日本が自分の民族を迫害し続けた白人の崇拝者だとわかったのですから。
2007年、先住民族の権利に関する国際連合宣言「先住民族の権利に関する国連宣言」をカナダは反対する。
2021年6月21日、カナダは2007年に反対した「先住民族の権利に関する国連宣言」の実施をするための法案が国王の裁可を受ける。
1994~2004 年 世界の先住民の国際の 10 年
2011~2020 年 第3次植民地撤廃のための国際の 10 年
世界は、西洋の支配について考えています。