先住民族学部の「調査と研究(一次資料)」も合格になりました。
残るはクリー語ですが、教授が全員合格にしたかったようで、
テストは全部簡単にしてくれて、とても好意的な採点もしてくれたので、
珍しく気楽に待っています。
クリー語クラス。
最初は単語も全然覚えられなくて、でも途中からとてもできるようになって
自信がついて、楽しくて、
「将来クリー語に携わるのもいいかも」なんて思ったのです。
でも、、、諦めました。
一言でいうと、「人種の壁」かな。
そんなお話し。
教科書が、私と合っていないのか、最初は大量の単語のみを覚えなくていけなくて大変でした。
途中で、文章、会話になったとたん覚えやすくなって、楽しくなって、自信さえ持ち始めました。
私にとって完璧に不利な英語圏の大学で、このクラスは私にハンデがない。
利点さえあることに気が付きました。
まず、英語で勝負ではないので、出発点が同じ。
語学学習の経験があるので、勉強の仕方を知っている。
クリー語の発音は、英語よりも日本語にずっと似ています。
英語のように強弱が大切なのではなくて、高低のアクセント。
色々な言語を学びましたが、もともと読み書きは好きではなくて、
私にとって言語はまずは音楽。
なかなか思い出せないフレーズは、
まずメロディー(アクセント)が出てきて、そこに音を少しづつ埋めていく。
音としての言語が楽しくて。
クラスの外で、教授のメロディー完コピで先住民の人に話すと、驚かれるのも快感で。
言語学習をたくさん経験している者にとっては、
教科書をもっとこうすればいいのにとか、
日本で幼児の言語教育に関わっていた者としては、
絶滅に瀕しているクリー語、もっとあんな風に幼児から教育すればいいのにとか、
色々とアイデアが膨らんで、
ある時、クリー語に関わりたいと思い始めました。
先生でも、カリキュラム作りでも、仕事でも、ボランティアでも構わない。
思いついたとたん、市場調査を始め、
需要があるけれども、ほとんどは州の教員免許が必要と分かり、
大学のアカデミックアドバイザーに相談に行き、
先住民学部と、教育学部のダブル専攻にすると、5年で卒業できるとか、
言語のクリー科の先生か先住民科を選べるとか、
(先住民科は高校で選択できる社会科の一部。たぶん)
小学校コースと、中、高校コースがあるとか
教えてもらいました。
でも、そうすると、教育関係の必修科目が多すぎて、
他の学びたいクラスが選択できない。
考えているうちに、いろいろあって。
たまたま、先住民学部の教授のオフィスのドアに貼ってあったアシスタント募集の張り紙を見たら、
条件の最後に、
「先住民が望ましい」と。
ある時
フランス人の友達に連れられて行った先住民学部の談話室。
先住民の女の人が、私たちの横のホワイトボードに来て、
クリー語で何か書いて、
彼女の友達に「ねえ、これ読んで」と指さした。
友達は「え?どうして?」
私はそのクリー語を覚えて、
後で辞書で調べたら、
「彼らはうざい」だった。
彼女は初めて会った人で。(フランス人の友達は知っていたかもしれないけど)
話もしていなくて。
その時部屋にいた非先住民は私たちだけで。
先住民にしか分からないであろう言葉で、
そんな言葉を書いた。
良いほうに解釈するのは難しく。
非先住民が、先住民の先頭に立つようなことができるわけがないと悟った。
どんな能力があろうと(いま私はなにもないけど)、
なるべく目立たないようなところで、縁の下の、ずっと下の、力持ちになるしかないと。
クリー語に携わる活動を目指すのは諦めました。
残念です。
人種で分けられる。
どんなに、彼らを尊敬しても、それを表すチャンスもない。
だけど決めました。
クリー語は、彼らを尊敬していることを証明するものにする。
戦略に使うツールではないけど、
自分がやりたいから楽しんで、
先住民の文化に敬意を払うための行為として、
クリー語をがんばろう。
そう決めました。
ここにも出ている頑張っているぽっちゃりダンサー。
4:38からhttps://youtu.be/8ZCu3Kpfpgo?t=277
インタビューがありました。
人の目は気にしない。
強い。
人が自分のダンスが嫌いでも気にしない。
オーディションに行くと、周りはみんな痩せている人ばかりで、
不利だとは思うけど、利点もあって、
大勢の中で目立つでしょう?
だから、有名なアーティストのバックでも踊ったし、ダンス雑誌の表紙も飾れた。
感謝だし、私は努力してるから、そんな結果を得るに値すると思う。