先住民族学部の研究は、インディアン法、先住民の人権、
居留地に移住するときに交わした条約、歴史、植民地、
強制された寄宿学校の影響など多岐にわたりますが、
今期選択した「調査と研究(一次資料)」は、とても特殊です。
調査資料は、古いものでは1600年代の公文書。
西洋人がいろいろな目的のために作った、散らばったデータをかき集め、
欲しい事実を探ったり、
パズルのピースを合わせていくように組み合わせて、
新しい事実を見つけようとします。
例えば、今でも狩猟権が問題になりますが、
狩猟に関することを知るためのデータは、
建国前からあった毛皮などの取引、出納帳、狩りの記録、
国勢調査(1825年から)、地図(個人の手書きもあり)などなど、
あちらこちらに散らばっているのです。
崩れそうな紙に書かれた筆記体の文字を読むのは、時に不可能だったりします。
地図も、散らばっている手書きの地図をかき集めると、
インディアンが居留地に押し込まれることに同意した誓約書の、
効力が発生する範囲の境界線が結びつかなかったりします。
その描写が、川までとか湖までという場合、それらは変わったり、無くなったりします。
それを、Google Earth Proと照らし合わせて、新しい地図を作製したりもしました。
学生の研究程度なら、ほとんどネット上で探すのですが、
欲しいデータを見つけるのは意外に難しく、なかなか行き着けません。
クラスでは、その探し方や、存在する資料の種類や、知りたい真実を得るために、
どのような資料が活用でき、どのような結果を出すことができるかなどを学びました。
その中で自分でも意外で楽しかったのが、
データをかき集めた後にそれらを組み合わせて作るグラフ作りでした。
数値化できるデータを集めて組み合わせ、
表を作り、グラフで伝えたい事実を表現する。
数学が苦手で、統計学にてこずっているので自分でも意外ですが、
グラフ作りはクリエイティブなのだと発見し、見覚めてしまいました。
練習で、居留地内と外の年代別の人口比較、住人の年齢層の違い、
家族構成の違いなどをグラフ化しました。
居留地内の人口密度が高くなっていることや、働き盛りの人口が少ないことなどの問題は、
すでに知られていることだったり、想像できることですが、
それを一瞬見てわかるようにビジュアル化するのが楽しかった。
授業で見たTed talkでデータのヴィジュアル化、アニメ化は感動です。
内容だけでなく、高齢の教授のプレゼンがユーモアと愛嬌があり、また良い。
グラフの奥が深さが分かり、見る目が変わりました。
心理学のテストが終わってからあっという間に1週間たってしまいました。
2週間あると思っていた先住民族学部の「調査と研究(一次資料)」の小論文式ファイナルテストの締め切りまでもう1週間。
コロナに惑わされず、我が道を行かなくては。