しかし、今、共有ルームにいる中国人、うるさいな・・・。


30分間の間に、レセプションの人に2度も注意された奴は見たことない・・・。


あっ、今、また怒られた。


3度目、マジ笑える。



話は変わるが、僕はこのホステルにいる女性に恋をしてしまったようだ。


いつもなら、お気楽に、なんちゃって英語で話すのだろうが、

これが恋の病ってやつだろうか・・・、僕が彼女を気になっていることを彼女も感じてか?

目が合ったりすると、にこやかに挨拶してくれるのに、僕は全く言葉が出てこない・・・。


彼女が前を通った時、同じテーブルについた時、地下鉄で会った時、キッチンで会った時、

ホステルの庭でバルセロナの祝日を祝う花火をお互いすぐ近くで見ていた時・・・。


とうとう、彼女が僕に何かしゃべってくれた時、僕は聞き取ることができず、こう返答してしまった。


「僕の英語はダメなんで・・・」


(あっ、バカ・・・、何、とち狂ったことを言ってんだ)


案の定、


会話、終了~


情けねぇ・・・。



先述したうるさい中国人との会話を盗み聞きしていると、彼女はカナダのトロント出身のようだ。

ただ、眉毛は濃く、肌は僕と同じくらいに黒く、どちらかというと、インド人とスペイン人の

間のような顔立ち。スタイルは細見ではなく、少しむっちり系か?


決して、万人受けする美人ではないのだが、目が合うといつも優しい笑顔をしてくれるのと、

つまらない中国人との会話でも、要所要所で笑っているところが素敵だグッド!

(中国人との会話は僕には理解できていないが、たぶんつまらないはずだ)


共有ルームで話されている英語が理解できない自分にイライラし、

数々の場面がありながらも、緊張して声をかけられなかった自分には、もっとイライラする。


僕は完全にスカした雰囲気を醸し出していた。

僕は中国人へそのイライラをぶつけていた情けない男になっていた。