イグアスにある2つの町。
アルゼンチン側の「プエルト・イグアス」に対して、
ブラジル側の町は「フォス・ド・イグアス」という。
非常に近い距離の町だし、バスもローカルバスっぽく
国境越えバスという感じはないのは当然。ただ、遠く日本から来た僕にとって、
アルゼンチン-ブラジルを結ぶバスなんてのは、夢のバスに等しかった。
別にブラジルビザがなくとも、アルゼンチン側の町から、ブラジルに入国して、
日帰りでブラジル側イグアスの滝を観光することもできるようになっている。
国境を越えると、もうそこはブラジリアン世界だった。
アルゼンチンの国旗を見た時もビビっと来たが、ブラジルのそれはもっとだった。
国境から町までの次のバスを寝そべって待ちながら、
サッカーの世界でしか見ることがなかったブラジル国旗を飽きることなく見ていた。
国旗に飽きたとしてもブラジリアンガールには飽きないのかもしれない。
「そのブラジルっぽいグリーンの服、ブラジルらしくていいね!」
と用意していた写真撮影のためのトークを交え、激写を重ねる・・・・。
とにかくこの国の国民は緑が好き。
国境のお役所の人も、若いギャルズもみんな緑だ。
そして、この国はやっぱり、サッカー。
ホテルのロビーでは、ずっとサッカーの試合が流れている。
レストランでも、どこへ行っても、大型スクリーンやTVにはサッカー。
この国ではサッカーがうまいやつが偉い!かっこいい!
そんな評価基準なのかもしれない。
日本に私立大学はおよそ700程度あるのだが、
ブラジルのプロチームもおよそ700チームなのだ。
日本も本気でサッカーW杯優勝を目指すのなら、こうすればいい。
偏差値による学歴評価ではなく、
サッカーがうまいやつがいい大学へ行き、いい企業に就職できる。
朝の電車ラッシュで日経新聞を読んでいるサラリーマンはいなくなり、
皆が「日本サッカー新聞」に読みふけっている。
転職面接では、自分が「どんな試合でどのようにゴールを決めてきたか?」
の成功体験を熱く語っている。
僕がずっと憧れていたKINGカズは「自由サッカー党」所属の議員で、
きっと総理大臣になる。そんな日本もおもしろいかもしれない。
人にはなんらかの個性や得意科目ってもんがあって、それを伸ばせばいい。
世の中の評価や基準と合わない個性を決してマイナスとは思わず、
その個性が発揮できる場所ってのは必ずあるんだろう・・・。
いきなり、そんなことを考えて始まったラテン最後の国ブラジル。
入国2日目にして、社会そのものが日本と違う気がしている。
ボリビアやペルーといった貧しい国が豊かになろうと
四苦八苦している雰囲気とも違う。
チリ、アルゼンチンのような経済優先で発達し、中進国になったものの、
次の方向性が見えない印象を持った国とも違う気がしている。
そして、最後にブラジル・・・。
最も危険な国を最後に回したのは、結果として得るべきことが多いのかもしれない。
存分に堪能してこようと思う。
これから空路にて、次回は大都会リオ・デ・ジャネイロより![]()



