プエルトナタレスからバスで3時間。
ここは南米大陸最南端の町。
僕のゴールであるウシュアイアは南米大陸とはつながっておらず、
フエゴ島にある世界最南端の町。
ここからはあのマゼラン海峡を船で渡る必要があるのだ。
wikiにあるマゼランの世界大航海地図を拝借すると、
僕は現在、写真左下、赤マルで囲った海峡の町です。
世界の大動脈である、スエズ運河、パナマ運河、マラッカ海峡、
アジアとヨーロッパの境目であるボスポラス海峡、
そして、数々の軍事境界ライン・・・・、もちろん、多くの国境・・・。
世界には僕をドキドキさせる数々の境目があり、
僕は実際にこれらを訪問してきた。
「この世界が一体どうなっているのかを知りたい」
僕の世界一周の一番の目的でもあるこのテーマは、
まさに世界の様々な境目を見ることで、成し遂げられる気がしている。
マゼラン海峡を見ようと、とある会社の許可を取って潜入。
いきなりびっくり、鳥?マゼラン・ペンギンか?
海岸沿いまでちょっとだけ歩くと、港が見える。
海峡の向こうは、ウシュアイアのあるフエゴ島。
マゼランが海峡を横断中に島に火の明かりを見たことから、
火の島(フエゴ島)というらしい。
「あと少しで最南端ウシュアイアだ」、と高ぶると同時に、
「思えば日本から本当に遠くまで来たものだ」、とつぶやく。
「ここで死んだら、遺骨は日本までちゃんと戻るのかな?」
そんなことを考えてしまうくらいに、ここは遠い世界の果て。
世界がどうなっているのか?
マゼランが太平洋と大西洋を結ぶ航路を発見した時の衝撃には
及ばないかもしれないけど、この現代においても、
僕はここに来れた素晴らしさを感じている。
むしろ現代だから来れた。
そして現代だからこそ感じることができる素晴らしさがある。
過去への敬意、今の自分のありがたい環境、
職場の方々をはじめ、快く送り出してくれた多くの方々、
今も応援してくれている家族、友人・・・。
もちろん、多くのブログ読者の方々。
今の僕は自分の満足だけに終始していなかったか?
自分で絶対にやりたい、と決めて始めた旅じゃないか。
やれる環境である限り、旅を最後までやり遂げようぜ。
パタゴニアの大移動中、ずっと考えていたことの結論が、
ふと、ここマゼラン海峡で自然と覚悟となって出てきたのだ。
当初決めていた、本当の最終ゴール、ポルトガルのリスボン近郊ロカ岬。
マゼランは航海の途中、戦死をし、ポルトガルには帰還できなかった。
僕は今、自分の大航海を完成させたいと思っている。




