自分の生まれ育った街を巡るのはいいもんだ。久しぶりに運転がしたくなったので、地元へぶらぶら
。小学校の裏手にあった山が、今では道路で貫通されている。誰が作ったか分からない秘密基地を探し、湿ったでらべっぴんを手に取っていたのは、かれこれ20年も前だ。
小学校の校舎は常時解放から常時閉門状態・・・・・。横にはインターフォン、僕を捕らえる防犯カメラ
。誰でもいつでも入ることができた母校の姿はそこにはなかった・・・・
。帰宅する小学生が、「インターフォンで先生を呼ぼうぜ!」なんて横で言うもんだから、「時代は変わったな~」と思っていると、なんてことはない、俺の横で、
ピンポンダッシュして逃げて行きやがった!
「時代は変わっていなかった・・・・・」
気を取り直して、すぐ近くの通称ロケット公園へ。どこにもロケットがないのがこの公園の特徴だ。走り周った広場とそこに立つ木は20年以上、変わっていない。小学校の授業前に「朝練」と称して、アスレチック鬼ごっこをしていた広場も変わっていない。運動神経を高めるという目的でやっていたが、実際はけが人続出のハードな戦いだった。
そして、次は中学校へ。
裏門が開いていたので、そこから潜入。何かあったら、「ここの卒業生でして・・・・」という言い訳は準備万端だ
。そして、ここで僕はちょっとした衝撃の光景を目にする。
「老人ホームにでもなっちまったかな?」
と思うほどの大工事。え!え!マジ?と残念な気持ちになりかけたが、さらに進むと、以前よりも半分程度になったグランドで、部活動がひっそり行われていた。現在は耐震工事中で、プレハブで授業を受けているようだ。
一安心していると、案の定、下から先生が僕目がけて階段を上がってくる。「何か御用ですか?」と警戒してきたので、言い訳を投入し、しばし、思い出談義にふける。
僕らがやっていたように、壁に向かってロングボールを蹴り続けるサッカー部連中。16年前の自分を見ているようで、なかなかおもしろい。デジカメで蹴り方を撮影して、PCで分析して・・・・なんて練習をしていなくてホッとした。スパイクがあれば、彼らとボールを蹴ってみたかった。
今の状態いかんで、過去はよかった!とも、悪かった・・・(あの時こうしておけばという後悔)とも振り返ることができる。過去を心の底から、素晴らしかった!と思える今の僕は本当に幸せだ。今後も、過去を素晴らしいものにするために、現在を楽しみ、未来にやりたいこと、夢を持ち続けようと思う。





