親からの送金を受け取るウエスタン・ユニオンは、外国人登録事務所へ行く最中に発見できたので、そこへ早速、行く。

非常に小さい店舗ですぐに窓口で対応してくれた。日本からの送金を受け取りたいと伝えると、一枚の紙を渡され、記入することに。

パスポートの提出を求められるが、帰国のための渡航書を提出して、理解してもらう。

親からの送金は25万だ。結局、航空券の値段がどうなるか分からなかったので、このような大金を送ってもらうことになってしまった。

25万円をインドのルピーで受け取らなければならず、ドルで受け取るとか、必要な金額だけ、受け取るとか、そういった、器用なことは全くできないということだった。

一通り記入し終えて、係りに提出し、25万円の金額に驚いたのか、ビジネスか?とか色々と聞かれたが、事情を話し、納得してもらう。

すると、少したって、送金ナンバーはいくつだ?と聞かれる。確かにそのような10桁近くの番号を記入する欄がある。

「そんなのは知らない」

と答えると、

「それでは、お金は受け取れない」

どうやら、送金する親がその番号を知っているみたいで、それを聞かなければならないということだった。

親には帰国のための渡航書のパスポートナンバーも教えていたし、それで十分だと思っていたのに。

そんなの聞いてなかったよ~! うぉー!めんどくせーー!

僕の率直な気持ちだ。なんでこんなにも面倒なんだ。

日本なら携帯で連絡して、はい、終わり、だが、一度、銀行を出て、電話ボックスを探し、最後の500円くらいを使って国際電話をかける。すると、親はメールで僕に送金ナンバーを伝えているようだったが、メールなんて見れないので、口頭で教えてもらい、紙にメモをした。

これで、僕は25万円が手に入る!そう確信して、再度、ウエスタンユニオンに向かう。

「そうそう、この番号よ!」

よっしゃー、一段落だ。

すると、25万円が2つの札束になって出てきた。こんな札束は持ったことがない。100枚の束が2つあるくらいだった。こんなのインド人に見られたらやばいなと思いながら、バックパックの一番奥底に札束を隠して、その場を去る。

大金は貴重だったが、インドの物価を考えると、250万円をリュックに入れて歩くようなものだ。それもインドで・・・・・。これはこれで今後も僕にとって非常に大きなストレスとなるわけだ・・・・。

しかし、お金というのは恐ろしい。これだけの大金を保持すると、僕は非常に気楽になって、気が大きくなっていた。今までお金がなく、大きなストレスだったがそれが一気に解消された。

この快感は全てを失ってみないと分からないだろう。